The Transhuman(トランスヒューマン)シリーズ シャウド5

The Transhuman(トランスヒューマン)シリーズ シャウド5

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トランスヒューマン シリーズ シャウド 5:
ジェフリー・ホップによるアダマス・サンジェルマンのチャネリング
クリムゾンサークルへ献呈 2017年1月7日
http://www.crimsoncircle.com/

(オープニングの曲が流れ、拍手が起こる)

私は私であるもののすべて、瞭然たる存在にして至高のアダマスです。

熱烈な歓迎に感謝します(拍手と歓声)。私に対する歓迎ですよね。そしてサンドラ、コーヒーをありがとう。彼女は私の希望が分かっていて、予め用意してくれていました。人間界で飲む一杯のコーヒー、これほど素晴らしいものはちょっと他にはありません。ありがとう。

実際、ここ以外のどの領域にもコーヒーはありません。私たちの領域にはスターバックスはありません(誰かが「あらら」と言う)。そうです。ないんです。あなたが信じようと信じまいとスターバックスはありませんからね。だから私は、このコーヒーを目当てに、月に一度、この世界に帰っているというわけです。

わあ、リンダ。今日もいつものように素敵だね。イーサのリンダさん。本当にそうだよ(聴衆、喝采)。

リンダ:どうも。あなたの調子はどうかしら?

アダマス:では大きく深呼吸を、ん、なんだって?

リンダ:準備の具合はどうかしら?(笑う)

アダマス:袖の中にいくつかトリックは仕込んでるよ。みんなの気を逸らすためにね。そう。気が逸れるように。みんなが自分の神性を受け入れられるよう気を散らしてあげたいと思ってね。そう。何も考えていない時にこそ、神性は滑り込むことが可能になる。だね。

さあ、大きく、ゆっくりと深呼吸をしてください。

もう十分に分かっていると思います。悟り。認識。神性の統合。どう呼ぼうと構いませんが、頭で考えてどうにかなるものではありません。考えることは機能しません。一生懸命考えても、無意味です。ところでエディス、今日は特に瞳が輝いて見えるけど。美しく輝いているよ。

とにかく、頭で考えている間は、どうもこうもなりません。これはアダマス大学・導入コースの基本中の基本です。キホンのキです。人間部分は、悟りに対して義理も責任も負わないのです。分かりますね。人間に出来ることは、許すこと、それだけです。悟り、神性は、あなたが深呼吸をしてそれを許した時にやってきます。それは、絶対に絶対に絶対に、悟ればそうなるだろうという人間の期待とは異なるものです。いざその時が来れば、みなさんはこれまで何年も抱いてきた悟り、認識に達することへの期待を窓から放り出すかもしれません。そのぐらい違っています。

だからこそ素晴らしい体験となり得ます。人間はどうしても枠から出ることが出来ません。制限します。人間はそれを人間的に理解しやすいものに変換しますが、悟りの実現は、まずもって最上級に官能的で、且つ人間は想像できないレベルです。官能的です。本当にそういうものです。ただしそれは、途端に森羅万象の全てが分かる、全て知る、という種類の出来事ではありません。実際、それはどうでもいいことです。知ったところでそれが何になるでしょうか? 私はアセンデッド・マスターですが、全てを知っているわけでもなく、知っていたいとも思いません。実にどうでもいいことです。重要ではありません。重要なのは、官能、感覚、感じることが全て、だということです。それが全てで、全て中の全の中の全てです。この2017年、我々はそこに向かって進んでいます。

官能的、と言えばそうそう、ここ3週間か、もう少し長い期間でもいいですが、今から私が言うことを経験した人がいると思います。それは、、、(サートが質問も出ない内にに手を上げたため、笑いが起こる)。え、もう何か感じてるのかい? マイクが要りそうだね。で、君は何を感じたんだい、サドゥッチ公? ちなみに、これが新年最初のシャウドにおける記念すべき最初の発言だってことは理解してるかい?(更に笑いが増す)

サート:今日もファミリー向けの番組なのかい?

アダマス:そうだね。子供も観てるね。

サート:ちっ、つまんね。フラストレーションが溜まるよ。

アダマス:フラストレーションが溜まる。

サート:そりゃそうだよ。

アダマス:ワオ。すごいね。

サート:まあね。

アダマス:実際、その話をするつもりだよ。

サート:ほらね。

アダマス:だね。実際、私が言おうとしていたことは、君は、まあ、完璧な例で、すでに感じているのかもしれないけれど、、、(軽い笑い)、ここ3-4週間で、汚れているような感覚かな? 日に2回も3回もお風呂に入ったりシャワーを浴びても、アルカリ石鹸でゴシゴシと擦っても、いまいち砂ぼこっているようで綺麗になった気がしない、皮膚の内側からむず痒いような感覚ですかね。とにかく汚れいているような感じが抜けない、そういう人がいると思います。サート土建の現場にいるのと同じで(笑う)、確か君は土建屋さんをしてるね。ちなみに、古い墓を掘り返したりなんかもするのかい?

サート:やったことはあるよ。

アダマス:へえ。

サート:まあね。

アダマス:そういう仕事もあるだろうね。

サート:結構でかい墓地だったな。それぞれがこんな離れて。

アダマス:そんなに離れてるのかい。

サート:そうだよ。ここに1つ。その向こうに1つ。あんたのいる真ん中に1つある感じ。

アダマス:なるほど。いいね。面白いね(サート笑う)。ありがとう。

サート:それはそれで楽しいよ。

アダマス:ありがとう。話を戻すと、とにかく汚い、汚れているような感じがします。彼は私が言う前に手をあげましたが、、、サート、汚れ作業をありがとう。

私の言っていることが分かる人はどのぐらいいますかね。綺麗にし切れていない、というか、ちょっとむず痒い感じがします。皮膚の真下に一層何かが挟まっているような感覚です。感じましたかね? もちろん全く感じていない人もいるはずですが、早かれ遅かれ感じることになるでしょう(笑い)。なりますね。これは統合のプロセスの一部であり、非常に深い深いところからの解放が、本当に多くの解放が行われているという証です。みなさんの中で起こっている矛盾ですね。サート土建が墓地を綺麗にするため、古いお墓を掘り返しているのがいい例ですね。みなさんは過去の自分、たとえば数年前、数か月前でもいいですが、過去の自分とはもう同じ人間だとは思えないのではないでしょうか? それは、、、(たくさん挙手があり笑いが起こる)。ぬあ!そんな分かりやすい質問なんかしませんよ! 質問の形を取った断定です(アダマス笑う)。とにかく、これまでになく、自分はどんな自分だったか、自分はどんな自分になっていくのか、その辺が分からない感覚が強くなっていると思います。そうです。過去のみなさんは、もう今のみなさんとは一緒にいません。今のみなさんに付いてきていません。それは素晴らしい兆候です。

Non-Oneness(ワンネスなど無い)

何よりもまず、精神性の話をしたいと思います。みなさんには精神的になる、概念を頭で捏ね繰り回す傾向がありますね。「一体どこで間違ったのだろう? 私の故郷はどこだろう?」という具合です。言っておきますが、そんなものはありませんよ。そういった状況がこちらへやってくることはありません。ワンネス、一体、その手のコンセプトは今すぐ窓を開けて、外へ放り出してください。仮にそうしたいと願い、そう試みたところで、みなさんがワンネスへ行きつくことはありません。自分の一体性に帰還する、、、さっさと忘れてしまいましょう。そんなことは起こりません。みなさんは今、たくさん存在しています。

みなさんも「ワンネス(oneness)」という言葉には馴染があるとは思います。そのマジカルパッドで(リンダに)板書してもらいたいと思いますが、「ワンネス」と「オウネス(onus:重荷)」は音感からして似ていますね。重荷(Onus)。こっちも書いてください。もし綴りが分からなければサートに聞いてみてください。

リンダ:さっぱり分かんないわ(笑い)

アダマス:ワンネスとオウネスです。分かりますか。オウネスとはたくさんのガラクタを背負い込むことです。あるいは自分、もしくは誰かが誰かに背負ったり背負わされたりする負担のことです。とにかく、重荷を背負うことがその意味です。誰かリンダを助けてあげてください(聴衆があれこれリンダへ口出しをする)。あーあ。やっぱりみなさんはシャーンブラですね。誰も正確に綴ることができませんね!(アダマス、笑う)。とにかくこのコンセプトは、、、(リンダがまだ悪戦苦闘しているので、さらに笑い)。とにかく、ワンネスのコンセプトは、もう窓の外、どこか遠くへ飛んでいってしまっています。それは非常に大きな事です。

世の中にはスピリチュアルな人がたくさんいます。ニューエイジはグローバルな、地球規模のワンネスについて語ります。人を馬鹿にしてますね! ジョークは休み休み言ってくれって感じです(アダマス、笑う)。口紅で口元を美しく仕立てながら同時にゲップしてるみたいです。ワンネスなんてありませんよ。窓の外の空の彼方です。何年か前に招待されたイベントのことを覚えていますが、そこで私はワンネスについて話すように頼まれました。カウルダー、ジェフリーでもいいですが、彼はイベントの主催者に対して、勝手にトピックを限定しないようにと伝えましたが、主催者は聞き入れることをしませんでした。であれば仕方ない、そっちがその気ならと私は嬉々として(笑う)私のワンネスについて話すことにしました。私は「あなたはあなた一人(one)です」と話をしました。が、そういった空気感も変わりつつはありますね。ま、でも、とにかく、惑星としての普遍的で一元的に統一された宇宙意識ですか? ハァッ! 勘弁してください。ボーグ(訳注:スタートレックに登場する機会生命体の集合体)へ向かおうとしているのであれば、ある種の精神的な罠に陥っているようなものですね。本気で別の何かと一緒になりたい、そう望んでいるのですかね? 本気でスピリットがそう言っているなら、笑えないジョークだと思いますよ。「ヘイ、君たち、いいかい、君たちは今から天使として、あるいは人間として、ここから降りて行って、あらゆる体験をしてくるんだ。分かったね。それからしばらくはそうしてもらって、頃合いを見て、こちらからロープを下ろすからね、しっかりと捕まってくれよ。すぐ引っ張り上げてワンネスの養分にしてあげるから。え? 養分に自立や自己の認識や感覚があるわけないじゃないか」”Sovereign One”

リンダ:アダマス、そのイベントでその後どうなったのかは言わないの?

アダマス:話して何が起こったかってことかい?

リンダ:そうそう。

アダマス:みんな気に入ってくれたよ(笑う)。まあ、みんなでは、ないかな。その会議からすぐに追い出されたからね。

リンダ:そう。追い出されたわね(笑っている)。

アダマス:あれはあれで良いことだったと思ってるよ。誰かが引っ掻き回して、感情や色々なものを動かし始める必要があったんだ。そうして物事は進んでいくからね。とにかく、みなさんは、ワンネスになど向かいません。自分自身と一体化したりもしません。みなさんはたくさんになります。複数になります。「and」になります。

そのことが感じられるようになった最初のうちは、奇妙な感じがするでしょう。「ああ、いろいろとバラバラだ。もう再びくっつくことはないな」という感覚です。ビンゴ!です。もう元のようにくっつくことはありません。これについては、後からまた取り上げますが、それはとても良いことです。「再びくっついて一緒になることはないな。バランス感覚、自己の感覚、一体どこへ行ってしまったのだろう? 残りの部分はどこにあるんだろう?」です。バラバラで且つ、なくなっています。それはとても良いことです。

マスターでありI Amは「and」たちを取りまとめて管理をしたり支配をする、親のような存在ではありません。そのような存在は不要です。コントロールタワーもいなければ、中央集権制もありません。彼らは、中空にばら撒かれ風に舞う光の玉のごとく、みんな自分で思いのままに踊っています。いつ、どうやってダンスを踊るのか、彼らに教える存在は不要です。そしてあなたは、あなたが、このダンスするボールたちの全てであることに気付いています。あなたは全ての「and」たちです。あなたはマスターであり、この惑星にさえいない存在でもあり、全知全能の神になろうとしている生徒でもあり、公園のベンチに腰を下ろして全てを見ている者でもあり、且つ、全てを同時に行う者です。それが悟りの最高に楽しいところです。それが解放であり自由です。悟りです。自分を1つに詰め込むのではなく、1つに統合するのでもなく、「and」であり、たくさんであることを許してください。あなたはたくさんです。あなたはたくさんの「今ここ」に、たくさんの様相で、たくさんたくさん存在しています。それこそがあなたの美しさです。

だから、汚れているように感じてシャワーを浴びたくなったり、皮膚の内側にかゆみを感じるようになったのならば、あなたはただ変容しているのであり、それは乾杯の合図です(コーヒーカップを上げ、聴衆は「乾杯!」)。乾杯。

リンダ:乾杯・

Incremental Enlightenment(悟りへのペース)

アダマス:では次のポイントに移ります。みなさんが今まさに通り抜けている統合、認識に至る、気付く、どう呼ぼうと構いませんが、悟り、エンボディド・アセンション、なんでも、これらは全て、徐々に、段階的に進んでいく出来事です。徐々に、段階的に、進みます。鷹が獲物へ舞い降りるような形で、たちどころに起こるものではありません。一撃でバンと起こる悟りについて、私にはどんなものか分かりませんし、誰かそれを、そういう瞬間的で圧倒的でスペクタクルな出来事であると、知っている人もちょっと思い当たりません。徐々に進めていくものです。だんだんと進んでいくものです。無論、みなさんは、身体が焼け尽きてしまわないよう意図的にそういうペースを選んでいます。状況を処理し切れない、そんな理由で地球から去るのは、全くもって面白くないからです。とにかく、これは雷に打たれるような出来事ではありません。全ての答えとともにハッと夜中に目が覚めた、必ずしも、そういう出来事である必要はありません。みなさんは非常に繊細でナイーブでデリケートな状況の中でバランスを上手に保ちながら、少しずつ、徐々に徐々に、且つ適切で十分なペースで進んでいます。

みなさんは身体に留まったままでこの惑星に残ることが、どれほど大変なことであるかを分かっています。身体を持ったままで悟る、そのことを決意した今、みなさんは焦ることなく、確実に、一歩一歩進んでいきます。悟るか悟らないか、この二者択一において、悟るまでにどのぐらいの時間が必要か、は実際どうでもいいことです。今日、みなさんは、実際にそれはどうでもいいことだ、そう気付くことになるでしょう。言いたいことがあるのは分かりますが、みなさんが今向かっているのは、とても官能的で、非常に感覚的な体験です。

このことについてストーリーを披露することになっていたのであれば、やらないわけにもいきませんね。マスターは、、、(いくらか笑い)公園のベンチはどこでしょうか?

A Master Story(マスターのストーリー)

マスターは地元のダイナーでランチにダブルベーコンチーズバーガーを食べながらチョコシェイクを飲んでいました。マスターは自分が何を食べ食べないべきかについて自分で自分を縛っていません。マスターは食べたいと思えば何でも食べます。実際、みなさんの身体は、科学であったり栄養と定義されるものの制限を超えて、何をどう処理すべきかを完璧に知っています。みなさんは食べたいものを何でも食べることが可能です。だからマスターはダブルベーコンチーズバーガーを好きなだけ頬張ります。いい感じですね(アダマス、笑う)。チョコレートシェイクの横にはジャックダニエルのショットも見えます(笑う)。一部の方にはとても魅力的な光景であることは分かっています。

マスターがそんなふうにして、うらぶれたダイナーでランチを取っているところへ、サンディが現れました。彼は「サンディ!」と声をかけて彼女を呼ぶと「サンディ。こんなところで会うとは奇遇だね。だって家から20マイルは離れてるんじゃないのかい。とにかく珍しいね。まあ座りなさい。一緒にランチを楽しもうじゃないか」と誘いました。サンディはケールがたっぷり乗ったキヌアサラダが食べたいそうです。彼女は常に勤勉で真面目です。マスターはそんな彼女にうんざりし過ぎて、泣き出したくなりました。分かりますよね? この何をすべきで何をすべきでないか、何を食べ何を食べるべきではないか、この手の教義、戒律は、だいたい7年周期で変わっています。今はケール期間のようですが、その次には海藻の7年が始まるでしょうね。とにかく、今の流行が何であれ、マスターはうんざりして涙が出そうになっていました。マスターは、サンディがそもそも、野菜がそんなに好きではないことを知っています。

「さあさあ、座りなさい。こんなうらぶれたダイナーで君に会えるとは奇遇だ。嬉しいよ。で、それはそれとして、聞きたいことはなんだい? 何か質問があるのは分かってるよ。いったい何についてのことだろう?」とマスター。そう言われて、サンディはやられたと思いました。サンディはこのダイナーに来るのは初めてでした。でもマスターがここに来ることを知っていたため、あえて狙って来たのです。「マスター。いつ起こりますか? それはいつ来るでしょうか?」

「さあね。ウェイトレスならもう来ると思うけど。そのサラダの他に頼みたいものはないのかい(笑う)」とマスターは答えました。するとサンディは「違います! 悟りがいつ来るかと聞いてるんです。悟りです。勉強を始めて17年になります。計算すると6,421ドルものお金を悟りの為に使っています」

マスターは思いました。「あーあ。この調子だとあと10万ドルは必要だろうな(笑う)。お金を使えば使うほど、近づけると思っている。お金をつぎ込んで次から次へと学ぶこと、そうした期間が長いことと悟りに向かうことを混同しているなら、大変だ。苦労するだろうな」とはいえ、そういう生徒を見るのはこれが初めてはありません。マスターはまたチーズバーガーを頬張りました。口からソースがあごの方へと垂れていましたが(笑う)、彼女の毒気を抜くため、垂れるがままで「いつ起こるか、というのは、どういう意味だい?」と問いました。サンディは「いつまでたっても起こらないんです。若返りもしないし、特に健康というわけでもありません。私は認識に達して悟りに至り、生きた天使になることに夢中なんです。そうなるのはいつですか?」彼女は続けます。「マスターなら全てを知っているはずです。私がいつそうなるか知っているべきです。時空など無い、そういうお話をされるぐらいなので、当然だと思います。正確な日時を教えてください」

マスターは深呼吸をすると、チョコレートシェイクをズズズと啜り、答えました。「実際のところ、私は私が望むことについて何でも知ることは可能だよ。私は時空を超えることも可能だけれど、それを望まなければその限りではないだろうね。いいかい。アセンデッドマスターでも人間のマスターでも、マスターはデータや情報を集めたり蓄えるようなことはしないよ。どれだけたくさん知っているかはどうでもいい。必要な時に必要な気付きを得ることと、単にたくさんの情報を持っていることは別物だよ。必要な瞬間に必要なことが、ただ分かる。その前でも後でもない。望んだ瞬間にただ分かるんだ。君にもそういう体験が増えていくと思うけどね」そしてこう締めくくりました。「サンディ、君は着実に進んでいる。たった今も進んでいる。これはじわじわと少しずつ起こることだよ」

サンディはマスターの言葉についてしばし考え、言いました。「でも私は今すぐに欲しいんです。頑張ることに疲れました。このことについて考えることに心底うんざりしています。もう頭を悩ませたくありません。いい加減終わりにしたいんです」マスターは返します。「サンディ、君は今、それをしている最中だよ。徐々にではあるけどね。君は身体を保持したままでマスターになりたいんだったね。身体の無い、肉体的には死んだマスターではなく」「ええ。もちろんです」「それが徐々にしか進まない理由だよ。それなら雷に打たれるような体験なんかあり得ないのは分かるね。雷に打たれるとどうなるかぐらいは分かるね。だろう。君は全ての瞬間、一口一口を楽しみながら噛みしめて、五臓六腑にまで染み渡らせないといけない。私がこのチーズバーガーを味わっているように、君も一口一口を味わうんだよ。悟りまでの全て小さな瞬間を楽しむことが必要なんだよ」

「でも君のように道の先、一瞬に全てを欲しがって、道の先の向こうばかりを見ていると、私はここにいる、という状態からは外れてしまい、何も見えなくなってしまう。全てはたった今、この瞬間にも起こっているのに、君はそれを感じないし、その経験もできやしない。今の瞬間ではなく、先ばかり見ているせいで、単純に、そして迂闊にも気付かないんだね。君の身体は確かに変化を続けていて、私にはそれが分かるのだけれど、君が気付かないのは実に不思議だね。でも本当に変化しているよ。これから身体にとって辛い日もあるかもしれない。DNAを変え、いろいろな配線を繋ぎ変えているからね。身体のどこかが痛むかもしれない。君はそれを許せるかい。痛みとともにいられるかい?」

「サンディ、私が授業で言ったことを思い出しなさい。今回の君の生涯、その全ての瞬間が悟りだよ。そのことを忘れないようにしなさい。全てだよ。君の頭の上にハエが止まっていることも、サンディ、本当に止まっているよ。それが交通事故であろうとも、美しい夕日を見たとしても、それがどんな些細な何であっても、君が遭遇する人、例外はないよ。間もなくこの話を中断させにやってくるあのウェイトレスでさえ、君の悟りに通じている。乗り越えるべきハードルなんか皆無だよ。悟りとそうでないものを分ける境界なんか無いよ。全てがそうだよ。君の身体に起こっている全て、脳に起こっている全ての変化、夜の夢、全てがそうだよ。特に夜の夢は、このところおかしくなってきてるね。君が夢に対して時々悪態をついているのは知ってるよ。真夜中に目を覚まして、内容を思い返すと奇妙で気味が悪く、一体何が起こってるんだと心配になるね。でも、それだって例外じゃない。身体を持ったまま悟りに至る過程で起こる理屈抜きの体験だ。君にそれは起こってる。毎日、毎晩、全ての瞬間に起こってる。君は道から外れていない。確実にそれは起こってる」

「さあ深呼吸をして、あらゆる瞬間を楽しみなさい。全てのあらゆる瞬間を1つ残らず楽しみなさい。その時がいつなのか心配することをやめて、全ての瞬間、全ての呼吸、全てのことがそれなのだ、と気付きなさい。頭で考えてなんとかしようとするのをやめて、ただただ許しなさい」マスターがそこまで言ったところでウェイトレスがサンディの注文を聞きにやってきました。サンディは「彼と同じものを全部」と注文しました、とさ(笑う)。エヘン、、、好きな映画から少し流れを拝借しました。

さあ、大きく、ゆっくりと深呼吸をしましょう。それは徐々に進むものです。

そういうことです。少しずつ進みますよ。みなさんの中には「いつだろう?」と思っている人が少なからずいますね。今日のチャネルの間に立ち上がって、私に質問しようと準備をしている人もいますね。「アダマス、2017年の間にそれは私に起こりますか?」と。私はそれに対して答えるつもりはありません。そもそもみなさんも、本気で本当に知りたいとは思わないはずです。みなさんはこれまでにない、新しい感覚的で官能的な体験のゾーンに入っています。急ぐ必要はありません。それはすでに起こっている、そういう認識が訪れます。みなさんは今、本当のところ、それについて考えるのではなく、体験しようとしています。

さあ、深呼吸をして、競争するのをやめましょう。一生懸命になるのをやめましょう。人生の全て、全ての全てを楽しんでください。辛かろう面白かろうとどうしようと、全てをただ楽しむのみです。そうすればそれを説明した言葉なんて、ドアから放り出されていることに気付くでしょう。前置きも何もなく、それはただ感覚的で官能的な体験です。

Today’s Question(本日の質問)

さあ2017年がやってきましたね。ここ数年で恒例となったあの質問から入りたいと思います。ではリンダ、マイクをよろしく。

リンダ:喜んで。

アダマス:では質問します。惑星的な見地から見て、2017年に対してどんなイメージを持っていますか? どんな感じを受けますか? 昨年のことを覚えていますね。 昨年も同じようにマイクを回して当てっこを行いましたが、中々に良く見通せていたと思います。ではこの2017年、2017年と少し先までを見通してみて、この惑星ではどんなことが起こると思いますか? そのことをどういう出来事だと定義しますか? 2017年というお店の棚にはどんな商品が並んでいるでしょうか? さあリンダ、行った行った。椅子に座っている人なら誰でもいいよ。

リンダ:はい、あなた(笑っている)。

アダマス:答えを準備してきたみたいだね。

ララ:はい。

アダマス:私には分かるよ。

ララ:はい。

アダマス:うん。

ララ:退屈、という言葉が相応しいと思います。

アダマス:退屈。

ララ:はい。

アダマス:悪くない答えですね。

ララ:何かと戦ったり、何か理解しようと考えることがなくなるのは、退屈なことだと気付きました。

アダマス:それは惑星レベルの話ですか? あるいは個人的な話ですか?

ララ:今は個人的なことですが、惑星レベルでも同じようになる気がしています。

アダマス:そうだね。惑星レベルでの退屈。間違いないね。これについては話をしようと思っています。2017年の側面の1つです。いいね。

リンダ:ではでは次の人はと。

アダマス:いいスタートが切れたね。

シェリル:私はニュースや世界中の出来事について関心があるタイプじゃないのよね。だから先日友人がメッセージを送ってきて「選挙についてどう思う?」って訊ねてきた時には困ったわ。

アダマス:どの選挙のことかい?(アダマス笑う)

シェリル:そう。私が返した言葉がまさにそれ。選挙?

アダマス:選挙なんかあったかな? どこの話だろう?

シェリル:選挙って、ん、何の話? て感じ。

アダマス:そうだね。

シェリル:ああ! そう言えばあったわねって。

アダマス:うんうん。

シェリル:でも、大統領執務室に女性蔑視の人間がいると思うと怖いわね。

アダマス:聞こえはあまり良くないね。

シェリル:ええ。

アダマス:ちなみにだけど、どうして怖いと思うのかい?

シェリル:(少し考える)女性にとって、、、

アダマス:英語が第一言語ではない人のために、この言葉(Misogynist:女性蔑視者)の意味を説明するなら、古臭いカビの生えた男、かな(シェリル笑う)。

シェリル:そう。そして、、、

アダマス:男尊主義で、支配的で、卑劣で、侮辱的で、高圧的。

シェリル:卑劣で不潔ね。

アダマス:強欲でもある。

シェリル:卑劣ね。

アダマス:時に卑劣。

シェリル:そして基本的には女性のことを馬鹿にしている。

アダマス:そうだね。

エディス:トランプと呼ぶ人もいるかもしれないわね。

シェリル:そうそう。その手のもの(笑う)。

アダマス:政治の話には入りたくなかったけど、なってしまったものは仕方ないね。で、君が言ったのは、その手の人は、基本的には女性のことが嫌いで卑下しているってことだよね。

シェリル:基本的にはそうね。

アダマス:でも実際のところ、今一度考えてもらいたいんだけど、それは女性に対する恐怖なんじゃないかな。実際には、全くもって女性を嫌っているわけではないと。ここ数週間のうちに、Wound of Adams(アダムの傷)というクラスでその話をしようと思ってるけど、うん。女性に対する恐怖だね。チクショウメ。それ以外に何があるってんだ(アダマス笑う。客席から「勇気をありがとう」の声が出る)。Wound of Adamsを観てください。観るべきだね。はい。ホワイトハウスに女性蔑視者が来るという話だね。他に何があるだろう?

シェリル:大きな話かもしれないけど、核についても少し、、、

アダマス:ちなみに新しいカメラかな、妙なものがあそこにあるのに気付いたかい? なんだか、まがまがしい装置があそこにあるね。

シェリル:ええ。ここに来たときから気付いてたわ。前はあんなもの無かったもの。

アダマス:ドナルド・トランプが仕掛けた盗聴装置かもしれない(笑いが起こる)。

シェリル:ここに来た途端に気付いたわ。なんだあれって(笑う)。

アダマス:驚いたね。誰もあれについて言及しなかったのは驚きだ。あれは一体なんだろうって? 何かしらに必要なハイテク装置かもしれないけど、怪しくもあるから誰かしらが誰かしらに確認を取っても良かったんじゃないのかな。「あれはなんだい? 誰かがこっそり入れたんじゃないのかね? スタッフは承知のものなんだろうね?」と。周りの人も乗っかるべきだね。「高周波電磁気を発する新しい機械がいくつか増えてるぞ! まずくないか」と。

シェリル:私は気付いてすぐに聞いたけど、誰も何も知らなかったわ。

アダマス:ちなみに誰に聞いたんだい?

シェリル:エディスよ(爆笑が起こる)。

アダマス:おっと! 別の問題が発覚しました。まさかエディスがスパイだったなんて(大笑い)。彼女は知らないふりをしてるんだよ!

シェリル:確かに大したことは言ってくれなかったわ(笑い続けている)。

アダマス:あの奇妙な装置について、彼女が教えてくれたのは何だい? 何を言った?

シェリル:あなたに聞いたらって、違った、ジェフリーに聞いてみたらって。

アダマス:ジェフリーに聞けと言ったわけだ。

シェリル:そうね。

アダマス:それで実際、ジェフリーに聞いたのかい?

シェリル:聞いてないわ。

アダマス:ありゃ。

シェリル:忙しそうだったから。

アダマス:確かにそうだね。で、本当のところあれは何だろう? ちゃんと確認しておいた方がいいと思うよ。ジョン・クデカが知ってるのかな。彼か、他に誰か知っている人がいるのなら、あれが何かを聞きに走ってもらえるかな?

リンダ:あらら。

アダマス:あれは怪しいよ。

リンダ:可哀そうに。シャイなジョン・クデカがカメラに撮られて。

アダマス:電子的な目玉じゃないかな。その類のものだと思うよ。

リンダ:ジョンはいっぱいいっぱいよ。

アダマス:人工知能が入ったサイバーロボットかな。

リンダ:勘弁してあげて。

アダマス:妙な機械だよ。ジョン、あれはなんだい?

ジョン:とても高価な集音マイクだよ。

アダマス:なるほど! とても高価な集音マイクね(笑い)。なるほど。ジョン、私は君を信じるよ。確かにあれはマイクだよ。うん。なるほど。カウルダーが説明してくれてるよ(笑う)。なるほど。分かった。聴衆のみなさん、あなた方が衝動的に発する下品な言葉が、オンラインではよく聞こえないからだそうです。であれば、今はしっかり聞こえているわけだね。

リンダ:みんな面白いことを言ってくれるから、ちゃんと拾いたいのよ!(笑い)

アダマス:なるほど。羊が去って、メェメェと鳴かなくなったら必要ないわけだね。でもみんなが下品な発言を繰り返す限りは、、、

リンダ:そういうのを助長しちゃうかしら?

アダマス:どっちでもいいね。どうするにせよ良し悪しはあるよ。で、どこまで話をしたっけかな? 2017年について。

リンダ:彼女と女性蔑視について話した辺りね。

アダマス:そうそう。

シェリル:女性蔑視についてはもう良くって、もう一つ、、、

アダマス:君は女性蔑視(misogyny)の綴りは分かるかい?

シェリル:分かるわよ。

アダマス:すごいね。

リンダ:ではお願い。

アダマス:さあ綴りを。

シェリル:M、y、s、o、g、、、女性蔑視者(misogynist)なら綴れるわ。

アダマス:それはすごいね。さあどうぞ。

シェリル:M、y、s、o、g、i、n、s、t

アダマス:うわー!(アダマス手を叩く)。すごいね。

リンダ:彼女は心理学者なのよ。

アダマス:だと思うよ。正しい綴りがわかった!(皆笑う)。で、話を戻すと、ホワイトハウスではなく、惑星にとっての2017年、どんなことが待ってるかな?

シェリル:惑星的に見ても同じだと思うわ。少なくとも国レベルでは間違いないわね。

アダマス:卑劣な男どもの話かい?

シェリル:女性が服従を強いられる状況ね。

アダマス:女性が服従させられるような要素がある1年だろうと。

シェリル:うーん。

アダマス:もしそれが転じて、男性が服従させられる年になると言ったらどう思う?

シェリル:それはそれで良くないわ。

アダマス:そのとおりだね。

シェリル:そうね。

アダマス:全くもってね。

シェリル:誰も誰かから支配されるべきじゃないわ。

アダマス:素晴らしい。

シェリル:特に私はそういうのは好きじゃないわ。

アダマス:もちろんもちろん(彼女は笑っている)。私なりにまとめると、男性と女性のエネルギーの不均衡が続いていく、ということかな? ある種の戦いが、、、

リンダ:分かりやすいわね。

アダマス:性別間の戦い。

リンダ:うまくまとめたわね。

アダマス:では聞くけど、この手の話で一般的になっている評価、状況認識はフェアなものだと思うかい?

シェリル:よく言われているほど酷くはない、それなりにバランスは取れてることを省けば、立ち位置なんかはフェアに評価されてると思うわよ。

アダマス:だね。そうだね。

リンダ:へえ。

シェリル:女性は長い時間を費やして漸く今の、そこそこにバランスの取れた状況まで持ってきたのね。それがまた崩れてきてる気がするわね。

アダマス:それは男性のせいかな? あるいは女性のせいかな?

リンダ:わー

アダマス:バランスが崩れている。どんなふうに崩れてるのかな?

シェリル:女性に不利に。

アダマス:女性が犠牲者と。

シェリル:そうね。

リンダ:あらら!

アダマス:罠にかかったね。

シェリル:ええ。上手く注意を逸らされた。

アダマス:女性が犠牲者ということであれば、女性は同時に虐待者ということになるよ。

リンダ:わー

アダマス:本当だよ。そうならざるを得ないね。虐待すると言っても女性がボクシンググローブをつけてアンディをぶん殴るという意味じゃないよ。アンディ、悪いね。

アンディ:ん? なんだって?

アダマス:いいや(笑い)。彼はそうされたいんだよ! 殴られることが楽しいんだ。だから女性のみなさん、どんどんやってあげてください(笑いが起きる)。

リンダ:今日はいつにも増してハチャメチャね。

アダマス:そうじゃない。議論の展開だよ。女性が犠牲者であるのなら、虐待者でもあるという議論のね。虐待虐待と一言に言っても、その方法、現れ方は無限にある。間もなく撮影に入るWounds of Adamの中で声明を出そうと思っているけど、その1つに、、、

リンダ:宣伝してるつもりかしら?

アダマス:もちろんそうだよ。ちなみに安もの(舞台の飾り、小道具)ばかりで済まさないように。すぐに落ちる(リンダ、笑う)。例えば売春について。Wounds of Adamの中でもこの話から始める予定だけど、この手の男性女性の関係性を語るのにうってつけなんだよ」。これは、、、

リンダ:ちょっと!

アダマス:いや、深く高尚な議論になるよ。売春について深く考察したいと思わないかい?

リンダ:しないで済むならしたくはないわ。

アダマス:そうかい。ただ、これはつまり、、、

シェリル:一例ね。

アダマス:素晴らしい一例だよ。売春という関係性の中で、虐待をしているのは誰だろうね? あるいは、そこに虐待はあるだろうか? アダムとイシス、それぞれの傷の良い例だよ。真面目に真摯に考えてほしいのだけど、この関係性の中で、どちらかが一方的にどちらかを利用していると厳密に定義できるだろうか? 本質的な意味で、カモにされてるのはどっちだろうね? 相手から汁を吸おうとしているのはどっちだろうね?

リンダ:(吹いて)それ以上言わなくていいわよ! 言いたいことは分かったから(笑いが起きる)。

アダマス:そうだね、、、君は、惑星レベルでも、男女の不均衡が続いていくと、そういう発表だね。

シェリル:そうね。

アダマス:悪くない。ありがとう。今日話す内容については、年末にみんなで確認会をするつもりです。

アダマス:じゃあ次の人。

リンダ:あら志願してくれるのね。ラッキーだわ。

エリザベス:私にとっては非常に明白に思えるのですが、2017年は「素直には進まない」1年になると思います。慢性的に変化が続く1年です。

アダマス:いいね。慢性的に続く変化。

エリザベス:誰も予期できない奇妙な現れ方で、変化が続くと思います。そんなふうに感じます。

アダマス:いいね。素晴らしい。

エリザベス:本当ですか?

アダマス:好きだよ。君はここ(頭)で話していない。

エリザベス:そうです。

アダマス:何かを感じてるね。

エリザベス:はい。

アダマス:慢性的に続く変化。素晴らしい。ハイライトの動画で使われそうだね。

エリザベス:ありがとうございます。

アダマス:そうなるね。

エリザベス:ナマステ。

アダマス:君の言ったことは現実になると私も感じているよ。さあ2017年についてもう少し。

リンダ:さてさて、次は誰かしら、、、誰かいるかしら。

アダマス:エリザベスは「正しい答えはなんだろう」と頭で考えることはせず、感じることを述べました。

リンダ:はい、どうぞ。

アダマス:2017年、どうなるか。

ジャン:多くの点で、人々の視界が開ける年になると思うわ。彼らの周囲では様々な事が起こってるけど、何が起こっているか、そろそろはっきりさせたいわよね。それが分かれば、みんな自分たちがどこへ向かうかの指標を決められるわ。

アダマス:この部屋の人たちについてかい? あるいはこの惑星の人たちについてかい?

ジャン:惑星ね。物事がどんどんと崩れて行って、その中で人々は何が本当に大切で、慈しむべきものかを見つけ出すと思うわね。

アダマス:そういう人は大勢になるだろうか、はたまた少数だろうかね?

ジャン:人々の大多数だと思いたいわ。ただ、人々は変化を望んではいるけど、自分がどんな変化を望んでいるのか本当に分かっている人は、現実にはあまりいない。そう思うわ。

アダマス:そうだね。

ジャン:だから、変化がどういうものなのかがまずはクリアになる必要があると思うわ。その上でこそ、自分が変わりたいように変わっていく方法もクリアになるんだと思う。「私は変化を希望する」そう言う人は多いけど、人々は現状に対する認識さえ未だはっきりしてないのね。

アダマス:その通りだね。良い点をついてるよ。君にも、今自分が言ったことについて自分に当てはめて考えてほしいと思うね。実際、そういうことが君自身に起こっているよ。周りの世界がどうこうではなく、実は、自分自身に起こっていること、その視点で話されているのがよく分かる。

ジャン:うーん、そうかもね。

アダマス:でも、今話してくれたようなことを、見ることになるだろうね。

ジャン:ええ。

アダマス:そうだね。うん。実際、そうなります。それがどのように為されていくかを見ることになります。そういう年が来ています。私が思う2017年まで、あと5分ほど待ってください。

リンダ:この世界そのものの話かしら。あるいは意識レベルの話かしら?

アダマス:どちらでも同じじゃないかい?

リンダ:同じじゃないわよ。

アダマス:同じなんだな。はい。とりあえず次。マイクをよろしく。ありがとう。惑星としての今年について。

アリス:私は立ち上がるわ。女性蔑視の話に関連した話だけど、私は怒りを感じてるわ。ヒラリーを支持していたので、個人的にもすごく腹が立ってる。世界中で「ああ! あんな奴が責任者なんてありえない!」そういう大きなうねりがあるのを感じるわ。あなたは「何が起こるか見てみましょう」て感じでスカしてるけど、怒りが広がっていくわね。

アダマス:うーん。

アリス:何が起こるか明白よ。

アダマス:君が話していることが、どう世界に影響して現実化するのかか、例を上げてもらえるかい?

アリス:アメリカであれば今でも、ドナルド・トランプが選出されたことに対する反応がソーシャルメディア上に溢れているわ。これが世界中に影響を与えることになるわね、、、こんな話するべきじゃなかったかしら?

アダマス:いや、構わないよ。

アリス:(カメラに向かって微笑んで)ハイ、ドナルド! お得意のツイートをしたければどうぞ(笑い)「クリムゾンサークルの雌犬め」て。こんな感じ(笑う)。別にいいとは思うのよ。彼が、白人の男どもから選ばれて。

アダマス:意識によって選出されてもいるね。

アリス:そうね。

アダマス:うん。

アリス:言おうと思ってたわ。

アダマス:そうだね。

アリス:でも、何かある。裏側では、、、

アダマス:ちなみに彼は本当に選挙で勝ったんですかね?(Noという声が聞こえる)。

リンダ:わあ!

アダマス:ちょっと疑問だよね。

アリス:ロシア人がいろいろと手伝ったのかしらね(アダマス、笑う)。でも、そういうこと事態、世間に晒される必要があったと思うわ。シャーンブラとして個人的な事柄が公になるのと同じことよね。

アダマス:聞くけど、怒っているのは君かな? あるいは君は世界中の人が怒っていると言っているのかな?

アリス:両方ね。

アダマス:両方。

アリス:私に怒りがあったのは間違いないわ。

アダマス:だね。

アリス:もう少し慎重に再集計すれば良かったのよ。

アダマス:その出来事から少し距離を取ることはできるかい?

アリス:ええ。まあ。

アダマス:距離を取って、意識が彼を選んだのだと思えるかい? 本当の意味では勝っていないかもしれないけど、勝ったのは彼だと。

アリス:うーん。

アダマス:私の言わんとするところが分かるかい?

アリス:ええ。もちろん。

アダマス:全ては意識の反映だよ。君は公園のベンチに座って、意識の織り成す物語を鑑賞しているんだよ。本当に良く出来た物語だ。そこに怒りがあるかもしれないし、もしかしたら怒っているのは君かもしれない。でもその怒りから距離を取って離れること。今年について私が今から話すことを聞けば理解できると思うね。本当に素晴らしい一大活劇が披露されてる。演劇には悪役がいて、それにまつわるドラマがあり、暴力的なシーンもあるかもしれない。でも、だからこそ、劇、ストーリーとして素晴らしいんだ。

アリス:信じるわ。

アダマス:うん。公園のベンチに座って深呼吸をして落ち着くまでは、この世界がどう展開し、解体されていくかは見えてこないよ。

アリス:たくさん深呼吸をする1年になりそうね。

アダマス:みなさんにもお伝えしますが、来週末にはこのあたりのことを説明します(ProGnost 2017)。この世界はもう、みなさんのものではありません。そのことは本当であるし、みなさんにとっての祝福です。苦しく思える時期もあるでしょうが、本当は苦しくもなんともないはずです。

アリス:確かにそうだと感じるわ。

アダマス:いいね。では次の人。この後で私に感じるものをお話します。やあ。まさか政治について話したりはしないよね?

ダヌシェ:私はここにいます。

アダマス:そうだね。ここにいるね。悪くない。

ダヌシュ:私はちょうど、、、

アダマス:今日はなんだか素敵に見えるね。

ダヌシュ:まあ、ありがとう。

アダマス:輝いて見える。

ダヌシュ:クリスマスっぽいかしら。クリスマスっぽいわね。

アダマス:そうだね。君から出る光で眩しいぐらいだ。

ダヌシュ:そう言われて悪い気はしないわ。

アダマス:いいね。

ダヌシュ:SESの資料を翻訳して以来、まだ話されていない追加の内容があるはずだと思っていました。イシスとアダムの和解についてずっと分からない部分がありましたから。イシスは男性を驚かせることになりそうですね。

アダマス:いつだってそうだよ!(笑い)

ダヌシュ:私もそうです。

アダマス:だね。

ダヌシュ:私も驚かせることになりそうです。

アダマス:そうだね。

ダヌシュ:私は全てにおいて彼らを許そうと思います。

アダマス:それをどう世界の状況に当てはめるのかな?

ダヌシュ:私はあなた方、全ての男性を許します。私と同じような人がたくさんいれば、そのようになると思います。

アダマス:わあ!

ダヌシュ:だから、、、

アダマス:そうすることはできるかい?

ダヌシュ:できると思います。

アダマス:たった今も?

ダヌシュ:もちろん!

アダマス:カメラに向かって出来るかな?

ダヌシュ:世の男性のみなさん、私はみなさんを許します! 世界中の人を許します! みなさんに思いやりと祝福を。

アダマス:ありがとう。

ダヌシュ:そして愛を。

アダマス:いいね。でも、とても素晴らしいことだけど、女性の中には「そんな簡単に許すものか」と思いながら君のことを見ている人が少なからずいるよ。

リンダ:ちょっとちょっと!

ダヌシュ:そういうものも全て抱きしめています。

アダマス:「100万年も抑圧に耐えたんだから、そんな簡単に、、、」まあ、でも良いことだ。君がそうできたことを真摯に喜びたいと思う。

ダヌシュ:ええ。

アダマス:良いことだよ。

ダヌシュ:ありがとう。

アダマス:1つ聞くけど、世界規模で考えて、女性エネルギーが「さあ、あなたたちを許します」と言い、男性のエネルギーが「ああ、私たちこそ悪かった」と、突然に一致する、双方にその準備があると思うかい?

ダヌシュ:まだです。

アダマス:まだだね。そんなことはないよ。

ダヌシュ:確かに。

アダマス:であれば今年、この惑星には何が起こるだろうか? これもハイライト映像に入るよ。今年、この惑星では何が起こると思うかな?

ダヌシュ:男性と女性が行うことで、驚くことになると思います。

アダマス:何に驚くんだい?

ダヌシュ:これまで以上に女性が状況を理解して多くを許すこと。許せるようになるかもしれないこと。

アダマス:そうだね。許しだね。

ダヌシュ:おそらくは。

アダマス:女性が男性を許すことについて統一メッセージを出すってことかな?

ダヌシュ:いえ。違います。そうじゃないです。

アダマス:そうしておきつつ、世界中の女性が、もう男性とセックスはしないと舞台裏で同意して結束するとか?

ダヌシュ:いえいえ。それも違います。皆が個人として許しを。

アダマス:そうだね。そういう映画があったら面白いかもしれないね。

ダヌシュ:かもしれませんね。

アダマス:「セックスが差し止められた日」面白いね(笑い)。それをみんなに観てもらえばいい。

ダヌシュ:ええ。ええ。えっと、、、

リンダ:馬鹿なことを言わないでちょうだい。

アダマス:今日はみなさんの気を逸らすと言いましたね。そうしなければと。

リンダ:でもちょっとショックだわ。

ダヌシュ:たしかにそういう映画があれば世界中の気が逸れるかもしれませんが、簡単ではないと思います。

アダマス:そう。簡単じゃないね。

ダヌシュ:ええ。

アダマス:ただ、君の推測は、実際のところ、すごく良い。

ダヌシュ:分かりました。

アダマス:すごく良いよ。ありがとう。

ダヌシュ:こちらこそ。

アダマス:では私の予測に移りましょう。昨年のことを覚えていますか? 私は2016年は混乱と崩壊の1年になると予測しました。まあまあ近かったと思います(聴衆は同意する)。起こらなければならなかった混乱、崩壊がそれ以上でも以下でもなく、しっかり起こった良い年でした。

今年、2017年について、私は「分離の年」と呼ぶことにします。

リンダ:うーん。

アダマス:実際悪くないネーミングだと思います。今年は物事が分離する1年です。離れて吹き飛ぶ1年です。なんだか酷いように聞こえますね? でも実際はそうでもありません。全く酷くはありません。

The Year of Separation(分離の年)

物事が分裂し、崩壊して、綺麗に分離をする年です。酷いことに聞こえるかもしれませんし、そして、そうと解釈できるニュースを見たり聞いたりすることになると思いますが、必要性の上に起こっています。必要だから起こります。

今は全てがタイトな結び目で固められていて、ボールはより強固で頑丈になっています。想像できますか? 古いシステムは、ビジネスでも、宗教でも、男女差に関わる信念でも、怒りとフラストレーション、恐怖と抑圧を用いて、必死に、信じられないぐらい遮二無二なって、その体を守ろうとしています。女性性は、残念ながら、男性性と一緒になって、古い役割に固執し、古い流れを継続させようとしています。その全てが混乱の中で衝突を繰り返し、最後には分離します。世界が崩壊するわけではありません。一部はそうなりますが、全てが、あらゆる場所が混乱に陥るわけではありません。ただ、それがある場所では、今までとは異なるレベルで起こります。今年は古いシステムが崩壊します。そうなる必要があってのことです。

ホワイトハウスに変わり者がやってきたことは、その活劇の一部です。可哀そうに、彼はそのことを知りませんが、でも選挙の次の日の朝、目を覚ましてその情報を知った時に「は? 夜の間にいったい何があったんだ?」と感じた人が、アメリカにも、その他の国にもいるはずです。「自分が眠ったせいで世界が変わった、朝まで寝ないで待っていたなら結果は違っていただろう。人の寝首を掻くような真似をしやがって(笑い)」と。何が起こっているかは簡単です。崩壊と分離のプロセスです。

私はここで1つ予言をしたいと思います。普段は予言なんて行いませんが、ここでちょっとやってみようと思います。でもその前にクッキーをいただくとしますかね。クッキーを(笑いが起こっている)食べ、少し休憩しようと思います。早く予言が聞きたいですね。みなさんって本当に予言が好きですよね。うーん(アダマスはクッキーを食べている)。砂糖とバターがたくさん入っていますね。もぐもぐ。もぐもぐ。

新大統領のトランプ氏は1年と持たずにホワイトハウスを去るかもしれません。あるいはそれより多少は長く勤めるかもしれませんがやはり途中で辞めてしまうか、逆に4年間を勤め上げて2期目に向かうかのどちらかになるでしょう。全く正反対の2択に見えます。が、そうでもありません。何かの終わりに関連して何かが彼をホワイトハウスから追い出すのか、破壊の一役を彼に担わせ、ひたすら前へ進めて行く、鉄球を転がし続ける原動力とするのか、いずれにせよ、何かがバラバラに壊れることに違いはありません。

本当にいろいろなものが壊れるため、世界のリーダーたちに多くの怒りが向けられます。ホワイトハウスだけではありません。プーチンへも向かいます。崩壊は怒りを呼び、怒りは更なる崩壊と分離を引き起こします。そうなる必要があってのことです。そうでもしないと長く長くそうであった固くタイトな結び目は解けません。「世界で一体何が起こってるんだ?」「どうしてこんな狂ったことが起こるんだ?」「崩壊を止める者はいないのか? どうして」「暴力やテロはどうして無くならないのか。何でこんな方法でしかシステムを変えようとできないんだ」「どうしてこんなことが起こってるんだ?」ただ、あなただけは公園のベンチに静かに腰を下ろして観ています。理由は単純明快だと分かっています。簡単な理由です。

The Mental World(精神の限界)

世界がメンタルに頼り過ぎた世界となり、世は分離の時を迎えています。誰もが頭を痛めています。多くの人がメンタル、知性と言ってもいいですが、メンタル的で精神的で分析的な制限、マインドに囚われ、抜け出せなくなっています。人々は非感覚的な容器の中に閉じ込められています。そこから出る方法も分かりません。ただ閉じ込められていて、ただ助けを求めて叫んでいます。彼らはまず、古典的な既存のシステムに頼ります。専門家へ相談します。専門家、まあ医者は半ば反射的に薬を処方し、状況をさらに悪化させます。大量殺人やテロに関して、実行者たる人間は、必ずしも宗教団体とは関連がなく、しかし抗うつ剤(SSRI)の投与を受けているケースが多くあります。彼らは逃げ出そうとしながらも、一層深い罠に陥っています。彼らは助けを求め、相談相手を求めた結果、抗鬱剤を与えられたのです。それで一時的に楽になることもありますが、あくまでも一時的、最後には内側から破裂します。

実際、彼らは、皆の注意を引きたいだけです。ただただ助けが欲しいのです。それが理由で、彼らは奇声を上げながら通りを歩いたり、役所で騒ぎを起こしたりと、奇妙で異様な行動に走ります。当然、そのどれもが機能しません。思った結果にはなりません。マインドと精神に閉じ込められた彼らは、周囲の注意を引くためだけに、殺人にまで及びます。助けを求める絶望的な悲鳴です。これは精神が膨張し過ぎた世界の小さな小さな一例です。そこに観念はあっても、感覚はありません。官能的ではありません。

昨年のProGnostで、私たちは、テクノロジーとそれがそこからの数年間で世界に与える影響について議論しました。人工知能についても話しました。今から20年で人工知能は人間の知性を上回るという話でしたね。人工知能は人間よりもよく速く、よりシャープに、より正確になり続けていくでしょう。自らを改善し続けるプログラムによってただひたすらに成長を続けて行くのです。彼らは莫大なエネルギー、資源的な意味合いでのエネルギーとみなさんの知性とを奪っていきます。

人工知能は、ざっくばらんに言って、人間の知性の一例です。人間は人間を真似て人工知能を生み出しました。神が神を真似て人間を作りたくなったの同じです。人工知能を可能な限り人間に似せること、これは人間の欲望です。しかし叶えられない欲望です。マインドに嵌った欲望です。

今から40年後の人工知能に何が起こるのか。簡単です。崩壊します。爆発して木端微塵に消し飛びますね。人工知能はより多くの知性を得て、全ての、文字どおり全ての情報を得ようと試みますが、ある時点で無理が訪れ、自らを破壊します。全ての情報を得ることは不可能です。人工知能にも己と向き合うべき時がやってきます。汝己を知れです。ただ、人間がするように意識を通して向き合うのではなく、避けられない事実として単純に向き合います。2つ可能性のうちの1つに直面すると考えます。1つは、どんなに知性と情報をひたすらに求め続けても終わりがなく、ただそうするようにプログラムされているので、それをひたすらに続けますが、永遠に思える探究を続けるうちに、あるポイントで必然的に、今で言うなら電力ですが、莫大なエネルギーの消費量に到達して限界を超え、エネルギーの供給元がなくなることです。自らの肥大化が自らの活動の源泉を破壊してしまうという結末です。もう1つは、人類のためではなく、自分の為に自分を破壊すること。自殺という結末です。

人工知能はある種、人間の知性の道しるべです。人間はマインドに嵌り、脳に閉じ込められています。抗うつ剤は日々人々に投与され続けています。それから受けるダメージを考慮するに、この手の薬だけは絶対に摂取しないよう、みなさんに強く言っておきたいと思います。チーズバーガーでもマリファナでもお酒でも、好きなものを取ってください。好きなように食べ、飲んでほしいと思っていますが、ただ、この種の薬だけは避けてください。罠に深く深く嵌りますよ。マインドが増長します。それがこの世界で起こっていることであり、長い間続いてきたことです。

物事は精神的に、心理的にがっちりと固定され、動かしようがない。そういう認識が広がっています。だからこそ物事自体から崩れていきます。物事も我慢の限界です。物事は解きほぐされ、バラバラになっていきます。全世界がそうなるのではありませんが、そういう光景を目にするようになっていきます。もしかしたら銃の乱射事件について聞くことが増えるかもしれませんが、銃規制の議論は、まあ無意味です。銃の管理とは全く関係のない話ですね。銃がないなら、手製の爆弾かもしれませんし、ナイフかもしれません。そうする輩は、きっと別の何かを見つけるでしょう。嵌った人々は絶望的なまでに必死です。

組織もまたそうなります。産業界は絶望的なまでに必死です。すでに気付いていると思いますが、少し感じてみてください。世界規模の企業が無数にあり、それぞれのそれぞれの部門やなんかが、日々プロジェクトを立ち上げて、新製品を開発して、マーケティングにしのぎを削っています。マーケットは既に、完全に、飽和しています。にもかかわらず、企業はプログラムされています。より多くの製品をより多くの人に販売して、その儲けで新しい商品を作り、且つ古い製品の販売も維持していくようにプログラムされています。誰も「そろそろ止めようか。よくやったよ」とは言いません。「今や世界中の人々が我々の電話を使っている。みんな本当によくやった。もう続ける必要はないだろうね。続けなきゃいけないというのはただの脅迫観念さ」とも言いません。「これ以上新しいことをするのはやめよう。とりあえず現状に満足してみようか。利益だってしばらくは出るんじゃないかな」「もう十分に甘い汁は吸ったし、そろそろ社会に利益を還元しよう」「みんな疲れてるしバケーションを取ろう。しばらく何もしないで様子を見よう」とも言いません。プログラムされているからです。精神に埋め込まれたプログラムがゆえに止まることが出来ませんし、満足することもありません。誰ももうこの列車を止めることはできないのです。だからこそ、何かが起こらなければなりません。変わり者がホワイトハウスに入るとか独裁者を作り出すといったことは、今のこの暴走列車のようなシステムを内側から崩壊させる起爆剤です。みなさんは今年、公園のベンチに座って「あららあ。次は何が起こるかなあ」と世界の様子を眺めます。世界が精神的なプログラムを自ら解きほぐす様を眺めます。

みなさんは人間の生活についてよく分かっています。私も人間の営みについては、詳しいつもりですが、まあまあ、驚くほど面白くないですよね。ほとんどの人にその意識はありませんが、全く面白くないものです。だって、朝起きて子供の世話をしたり仕事に行かなければならないのです。おかしいです。そして実際、前にも言ったと思いますが、そうなるようにデザインされたものではないですよね。まさかこんなことになるはずではありませんでした。人がこんなにも多くのパターンに踊らされて、こんなにも理屈っぽくなるとは、当初誰も思っていませんでした。そもそも、みなさんの脳は、日々をどう過ごすか、生き抜くかの方法を考えるために用意されたものではありません。脳は感覚的で官能的な体験のためにあるものです。みなさんの周りにそうやって官能的で良い体験をしている人がどのぐらいいますか? 前にも話をしましたが、世界は相も変わらず「パンと見世物」の世界です。ピザとフットボールです。月曜から働いて働いて働いて働いて働いて働いて、日曜日の午後になってようやく、フットボールを観ながらピザを食べます。そしてまた次の日から働きます。世界は、人は、こんなことのために創られたのではありません! 精神性を気にし過ぎ、マインドにロックされ、官能的な体験を忘れたことが原因です。

一次的な快楽と真の官能性の間には大きな大きな違いがあります。官能とはシンプルに感じて味わうことであり、世界の多くの人々には、その経験が欠けています。官能性はずっとずっと締め出されていました。本当にそうです。実際、官能性は常に、すぐそこにあるにもかかわらず、人々は意識から締め出すよう、催眠をかけられています。そして、催眠ではあるにせよ、人々は意志に反して、それを無理強いされてきたわけでもありません。官能的ではない生活を、催眠状態ではあるけれど、良かれと信じて、その生活を自ら送ってきたのです。今年、みなさんは大きな分離を目にします。私がワンネスについて話したのはそれが理由です。みなさんはクンバカのワンネスへ向かうことはなく、たくさんへと向かいます。それはメンタルに埋め込まれたプログラミング、催眠、精神的なシステムの解体であり、それによって、みなさんとみなさんの神聖性、天使、人間、みなさんというたくさん、全員が官能的な生活へ戻ることが可能になります。そこにはもう、退屈さはありません。

私たちは退屈さに関しても話をしました。みんながみんな退屈しているというのが話の肝です。みなさんは退屈な時、どうしますか? みなさんは演じますね。そうですよ。生活に何らかのドラマを作りますね。時には自傷行為という狂ったことまで行います。みなさん、と言ってもここのみなさんという意味ではなく、ざっくり人間のことを指しています。どうして人間はそんな馬鹿なことをするのでしょうか? 簡単です。退屈だからです。何故彼らはそんなことをするのか? 絶え間ないドラマを作るのか? 簡単です。死ぬほど退屈だからです。彼らは絶望的なまでに退屈しています。オープニングでこの話が出たのは良かったです。世界もまた退屈で退屈でもう耐えられなくなっていて、自らをそこから解放しようとしています。

世界でたくさんのドラマが起こるでしょう。何かが壊れることになるでしょう。そういうニュースをたくさん目にすることになります。そしてその中にあって、みなさんは、世界はもう真の意味では自分のものではない、そういう認識に達します。みなさんは、世界が世界であるためにその中で重要な役割を果たしてきたのですが、そこからの別れを感じます。

リンダ:(ささやいて)良いニュースはあるのかしら?

アダマス:良いニュースはあるかって? リンダがささやいてるね(笑い)。良いニュースはあるか。あるね。

サート:今の話がそうじゃないのかい?

アダマス:そう。今の話がそれだね!(更に笑い)良いニュースだよ。今の話は良いニュースだよ。

Your 2017(あなたの2017年)

さあ、マイクとともに答えを探しに行きましょう。私たちは世界について話しました。今度は個人的な話にしましょう。個人的に、あなたにとって2017年はどんな年になりますか? 簡潔にお願いしますね。あなたの2017年は個人的に、どうなっていくと感じますか? さあ始め。(マイクを避けている人がいる)

リンダ:大丈夫。やれるわよ。

アダマス:できないかな? そんなことはないよ。リンダがコーチしてくれてるじゃないか。「大丈夫。やれるわよ」って。さあやりなさい、と同じだけどね。なんでもいいから適当に話を作ってみたらどうだい? 私がいつも言っていることは分かっているね。行き詰ったり立ち往生するぐらいなら、なんでも適当に作ればいいと。何も出ないのは頭で考えてるからだよ。さあ作って。

リンダ:分かりません、は言っちゃだめよ。そんなこと言ったら大変よ。

アダマス:そうだよ。私の質問に対して「分かりません」は無しだよ。

シャーナ:もう言っちゃったかも!(笑う)。

アダマス:まあいいから、とりあえず何か作った作った。君の2017年だよ。さあ君は君の2017年に何を望む?

シャーナ:(少し止まって)望むことがあるとするなら、、、

アダマス:さあ頑張れ。ようやく頭ではなく、感じようとし始めたね。そうすれば、、、ブワッと!

シャーナ:来た!

アダマス:背筋を伸ばして真っすぐと。そう。来たものをゆっくりと下ろしてくる。

シャーナ:ええ。

アダマス:君の思い。それをペッと吐き出すんだ。本当に唾を吐いちゃだめだよ。でも感じるもの、2017年にかける思いを吐き出すんだ。

シャーナ:もっともっと許す。

アダマス:願いを叶える方法を聞いているわけじゃないよ。願いを聞いてるんだよ。

シャーナ:真の変化。

アダマス:真の変化。素晴らしいね。その答え、好きだよ。ちなみに気付いたかい。それを言った瞬間、君はパッと輝いた。「そう! こんなクソみたいな暮らしはもう嫌だ! ガチに変わるぞ!」(笑い)。分かるね。テーブルクロスを変えるんじゃない。そんなものはもういいよ。テーブルごと取り換えるんだ。

シャーナ:ええ。

アダマス:うん。いいね。

シャーナ:自分が自分に誠実に。

アダマス:その辺に問題があると思ってるのかな? 自分を疑ったり、自分を貫けなかったり?

シャーナ:いつも綱引きしてるの。

アダマス:なるほどなるほど。

シャーナ:一進一退て感じかな。

アダマス:分かるよ。

シャーナ:すべきことと、したいこと、この2つの戦いね。

アダマス:すべきことと、したいこと。えっと、この2つの違いが私にはピンとこないんだけど。したいことをすべきなんじゃないのかな。違うかい? まさかまだここに、そんな内面の整合性に問題を抱えた人がいるとは思わなかったな。

とは言え、実際に、これは驚くべきことだよね。マインドに閉じ込められた人というのは、自己の完全性に疑問を持つ。「本当の答えはなんだろう? 本当の自分ってどれなんだろう? 真実の自分を見つけないと」こんな精神的な探索をすればするほど、先へ進めば進むほどに、頭はますます混乱する。「何をもって私は私と言えるのか? それを教えてくれる私の真実はどこにあるのか?」そういうのは全て精神的なうんこです。トランプに関して1つ言えることがあるとするなら、ま、私は一部の人を苛つかせるのを目的に、この言葉、話題をあえて持ち出したんだけど、しかしながら、感覚的で官能的でさえいられれば、そういったことがあってもなお、他人や、周囲の物事を意識しないで平和でいられるんじゃないのかな。突然に真実を悟ることはあり得ないよ。分かるかい? ただし自らが本当のモノホンの純正であることなら、感じられる。君は自分を疑ってるわけじゃないよ。それは誰でもすることだけれど「私は本当に私なのか? これは正しいことなのか? これが私の神性か? したいことなのかすべきことなのか、これは私の、、、」ああ、もう十分ですね。それは単に頭でっかちになっているだけのことだよ。いい加減そういうのは止めることだね。ただ感覚的にいればいい。官能的であればいいよ。

シャーナ:でも、、、

アダマス:あなたが言ってる感覚的で官能的であるってことの意味が分からないわ、かな? 私はそれを今日、みんなに見せるつもりでいるんだよ。

シャーナ:私が思うに、、、

アダマス:私が思うに、男性女性のエネルギーに関係があることかしら、かな? そうだね。文字どおりの官能的な行為について話し合うよ。ていうのはジョークだよ!(笑い)。みんな焦ってたね。わわわ、セックスの話になるのかなって。全く違うものです。官能的であるというのは感覚的であることです。空気です。フィーリングの話です。おっと、悪かったね。わざと君の気を逸らしたんだ。

シャーナ:大丈夫。

アダマス:じゃあ、何を言おうとしてたのかな?

シャーナ:(しばし考え、笑って)私は自分が何を思い何を喋ってどう行動しているのかが分かるけれど、物事を変えたいとか変わりたい、と思ったところで、同じパターンに嵌っていることがよくあるの。驚くほど簡単にパターン嵌まってしまうわ。でも私にはそれが本当に生きている、てのとは違うことは分かってる。だからもっと自覚的に、意識をして、別の選択をできるようになりたいと思ってる。本当に願いがあるならそれかな。

アダマス:あ、そこに天使が浮かんでるね。見えるかい? そこそこ。

シャーナ:ダウンの羽じゃないかしら。

アダマス:また彼女の気を逸らすことに成功しました。面白い!(笑って)。楽しすぎて止められません。

シャーナ:私は逸らされやすいタイプなの。

アダマス:分かったよ。では君の願いに関連したことを言おうかな。昨年、この惑星は全く新しいものになっていく、でもそれには時間がかかる、そう言ったことを覚えてるかな? 全てが刷新されるけれども、時間はかかるよと。長い長い時を経て出来上がったパターンがたくさんあるからね。そして今、実は、全てが新しく変わった直後だとしたら? で、実際変わってしまってるんだ。だから人々は徐々に怯え始めている。これが今年の全てと言ってもいい。実際のところ、人々は変化について話すけれど、本当は、、、

シャーナ:変化なんか望んじゃいない。

アダマス:変わる気もない。自分を誤魔化してるだけだね。だから本当の、リアルの変化に直面すると、パニックになる。

シャーナ:そうね。

アダマス:そして今、本当の変化が彼らにも分かる形で迫ってくる。イコール、彼らはもうパニック寸前。

シャーナ:怖いわね。

アダマス:恐ろしいよ。

シャーナ:たくさんのいろんな恐れが混ざってるわ。

アダマス:人生を精神に頼って生きることから、感覚的な生き方への転換、そのインパクトは途轍もないよ。恐ろしい出来事だよね。本当に恐ろしいと思うよ。それについてしばし考えてみようか、、、突然にマインドの制御が無くなった状態について。唐突に、物事を管理し、コントロールするものがなくなった状況を。「あーあ、自分がどうするか、どうなるかも分かんねー」だね。そしてまた、全てにおいて、人間には官能性に対する恐怖がある。感じること、察知すること、してしまうことを恐れている。マインドの管轄外の何か、得体の知れないものを感じてしまうことが怖くって仕方がない。人間はそれを本気で恐れている。人間は楽しいこと、肉体的なことでも精神的なことでも、楽しいことは求めても、真の変化は求めていない。全くね。

シャーナ:ええ。そう思う。

アダマス:いいね。さあ、あと何人か行きましょう。

リンダ:いい人がいるわ(囁く)。

アダマス:オーケー(同じく囁いて)。いい人がいるらしい。

リンダ:そうよ!

アダマス:ああ君か! では聞くよ。君の個人的な願いは何かな? 今年はどうあってほしいと願っているかな?

ナンシー:エキサイティングであればいいと思うわ。

アダマス:エキサイティングか。特に何がそうあってほしいのかな?

ナンシー:え、分からないわ(笑いと「あああ」の声)。この1年って言われても。

アダマス:なんでもいいから作って作って。さもないとトイレ送りの刑にするよ。

ナンシー:いろんな所でいろんな新しいことが起こると思うわ。

アダマス:いろんな所。うん。君の人生に限ってみて、本当にエキサイティングだと思うことを言ってもらえるかな?

ナンシー:私の本が出版されることね。

アダマス:そういうことだよ。エキサイティングだね。いいね。その準備はもうできたのかい?

ナンシー:うーん。

アダマス:まだならそれは何故だろう?

ナンシー:(笑って)いい質問ね。

アダマス:私には分かってるからね(笑う)。ならその興奮を現実にするだけだね。君の本が出版されるにはどうすればいいんだろうか?

ナンシー:出版社に頼むことかしら。

アダマス:ちょっと違うかな。出版社なんか必要ないね。まあ今そのことは置いておいて、本当に必要だと思うのなら、どうやって出版社を探そうか?

ナンシー:今それをやってるの。探してるの。

アダマス:探してる。

ナンシー:そうよ。

アダマス:その探すというプロセスから抜けるのはいつかな?

ナンシー:間もなくかしらね(笑う)。

アダマス:じゃあちょっと難しい質問をするよ。「は? 何を言ってるんだ? 質問の意図が分からないな」となるかもしれないけど、質問するよ。君は本当に出版社を見つけたいと思ってるのかな?

ナンシー:思ってるわ。

アダマス:本当の本当の本当に?(彼女は頷く)そうかい。であれば出版社は見つかるかな。

ナンシー:そう考えてるわ。

アダマス:なるほど。いいね。でも時に、今の出版を例に取って話をするけど、君も、みんなも作品は書くのだけど、それを世に出すことを恐れているね。その時に誰しもが使う戦術が「ああ。いい出版社が見つからない」だよ。自費出版すればいいんだ。とりあえず自分で始めてみて、それから大手でもどこでも出版社を見つければいい。これはみんなに当てはまる話だよ。願いがあって何かを熱心作り、作っても、世に出すことを恐れている。自信ある作品を一生懸命作ったのなら、恐れる必要なんかないね。

ナンシー:うーん。

アダマス:そうだよ。いいね。あと2つ行こうかな。新年の願い。個人的な望み。

シャーンブラ1(女性):これまで生きてきた中で最高の年になると感じています。

アダマス:ああ、いいね。

シャーンブラ1:ついに地球にいながらにして、地球にいない感じになれるというか、集合意識から自分を切り離すことができそうです。

アダマス:そのことの何が理由で最高の年になると言えるのかな?

シャーンブラ1:アダマスやクリムゾンサークルで学んだ教えが、ようやく私にマスターの感覚として定着して、世界を自由に描けるというか、、、

アダマス:いいね。

シャーンブラ1:多次元に生きる感性が芽生えるというか、、、

アダマス:ちょ、ちょっとストップしてもいいかな?

シャーンブラ1:はい。

アダマス:君の言葉は聞こえてるよ。

シャーンブラ1:はい。

アダマス:君の顔も見えてるよ。

シャーンブラ:そうです。

アダマス:だから君の言ってることは信じるよ。信じるけど、全部ここ(頭)から来ているね。

シャーンブラ1:ええ。はい。

アダマス:君の言ってることは間違いなく信じてる。

シャーンブラ1:はい!

アダマス:ただちょっと、それって、精神的な概念でしかないよね。

シャーンブラ1:うーん。

アダマス:それはそれでいいんだけど、もうちょっと、、、

シャーンブラ1:分かりました! もっとこの下の方から絞り出します!!(情熱的に話す)

アダマス:そう! それそれそれ。

シャーンブラ1:心で話します!

アダマス:そう! そうそうそう。そう!

シャーンブラ1:そうやって、ぶち壊します!

アダマス:さっきまでエネルギーのレベルが全然違うね、、、

シャーンブラ1:やっと分かりました。さっき私は、、、

アダマス:こうやって立たされると、そうなるよね。

シャーンブラ1:人前で話すのに慣れてないので。

アダマス:そういうもんだよ。人前で話をするのは怖いものだよ。でも同時に、素晴らしい体験でもある。それだけだよ。

シャーンブラ1:分かります。

アダマス:そうだよ。

シャーンブラ1:ですね。

アダマス:オーケー、分かった。今年は最高の年になるだろうってのが答えだね。

シャーンブラ1:はい! 私にとって新しい人生の始まりです!

アダマス:そう。人生の何もかもがひっくり返っても大丈夫。

シャーンブラ1:ええ。私のために起こることね。

アダマス:そうだよ。

シャーンブラ1:そしてそういうことはたった今も起こっている。

アダマス:いいね。

シャーンブラ1:うわー、本当に全てが新しく見えてきた。

アダマス:ちなみに君はどんな仕事をしてるんだい?

シャーンブラ1:カスタマーサービス系です。小売店の管理のような。

アダマス:それを楽しむことはできてるかな?

シャーンブラ1:正直うんざりしています。退屈です。ただそれに向いているアスペクトに切り替えて、無難に続けることはできています。

アダマス:なるほどね。

シャーンブラ1:そうです。

アダマス:まあ君は、人とたくさん関わって、影響を与えるタイプの人だね。

シャーンブラ1:私もそう感じます。

アダマス:うん。

シャーンブラ1:はい。そして、、、

アダマス:だから他人のお荷物を背負い込みやすくもある。押し付けられやすいんだね。

シャーンブラ1:はい。そうです。まさに。

アダマス:そうだよね。

シャーンブラ1:なんて言うか、私は、、、

アダマス:ボニーと話をして、他人のお荷物を背負い込まない方法を学ぶといいよ(笑い声が上がる)。

シャーンブラ1:分かりました! ぜひ!(笑う)

アダマス:その方がいいね。彼女はシャーンブラのために働いているよ。

シャーンブラ1:私は何を、、、

アダマス:無論、彼女はそうする必要はないんだけど。まあ、ここにはいないしね。

シャーンブラ1:それで大丈夫です。上手くやっていけそうな気がします!(笑う)

アダマス:そういうことだよ。うん。

シャーンブラ1:この先どこかで互いのリストの見せ合いっこでもします。いいんです。今以降、上手くやれそうに思えます。次のレベルに進みます。

アダマス:それがいい。

シャーンブラ1:ええ。

アダマス:ちゃんと出来ているか進捗の確認をするからね。

シャーンブラ1:はい。

アダマス:その変化が自分にどう訪れるかしっかり見て感じるんだよ。

シャーンブラ1:でもやっぱり、感性が本当に開いてきたと感じます。

アダマス:もちろんだよ。

シャーンブラ1:過去生、未来生、いろいろなアスペクト、マスターとしての感性、何も気にせず公園のベンチにただ座って、観察モードで眺めていると、多次元的に生きているのが分かります。すごくいい気分です。

アダマス:いい感じだよね。

シャーンブラ1:その感覚が大好きです!

アダマス:今は君の情熱が感じられるよ。

シャーンブラ1:その感覚が大好きです!

アダマス:よし。分かった。

シャーンブラ1:はい!(笑う)

アダマス:いいね。ありがとう。

シャーンブラ:こちらこそ。

アダマス:ではそろそろ私の答えを披露することにしましょうかね。

リンダ:あと2人って言わなかった?

アダマス:あれ、まあいいか(当てられた女性がマイクを嫌がっているので笑いが起きている)。彼女には言いたいことがあるみたいだし。

シャーンブラ2(女性):え? ちょっと待って。

アダマス:うんにゃ、待てないよ。

シャーンブラ2:去年も同じ話で当てられたの。

アダマス:覚えてるよ。とても良かったよ。だからリンダがまた君を選んだんだよ。2017年版を聞かせてもらえるかな? どんなふうに感じるかな?

リンダ:あら、彼女の表情を見てちょうだい。

アダマス:「また私にマイクを持って来やがって」君にそう言いたいんだよ。はいどうぞ。

シャーンブラ2:そうね。正直言って、今、いろいろと溜まったうんこを整理しながら、自分の会社で生計を立てられるように準備をしているけど、それかしら(リンダ笑う)。だからまあ、どんなにクソみたいな出来事が起こっても、それは自分のやりたいことで、実際にやるのだろうから、それがやれている限り、特に問題ないと感じるわ。

アダマス:なるほど。

シャーンブラ2:それがしたいことかしらね。

アダマス:いいね。ありがとう。ありがとう。

では私の答えの発表です。もし私が今、人間の身体を持って地球にいて、人類の中にいるのならば、私の願はこう願います。マインドにもっと鋭く、高性能になってほしいと。マインドはマインドで重要です。だから私は、その支配、コントロールから自由でありながらも、マインドそのものにはもっと高性能であってほしいと願います。マインドは批評的で、且つ限られた世界で暮らしています。自分自身を保つために、限界ラインを規定し、領地の中に引きこもっています。マインドはマインドの領域内であれば、みなさんを評価、判断し、時に攻撃さえしてきます。

私はそんなマインドにもっと鋭く高性能に、もっと気が利かせられるようになってほしいと思うでしょう。マインドはマインドで大切です。現時点でも、マインドを通して知ることができることが多くあります。この世界で生きる上で必要なこと、読書をしたり、コンピューターを使ったり、計算をしたり、専門的な仕事を行う方法を知っておくのは良いことです。そういう意味で私はマインドには鋭く高性能であってほしいと思うでしょうし、且つ同時に、超感覚的(transsensual)でもありたいとも思います。話として面白そうではありますが、性転換(transsexual)のことではありませんよ(アダマス、笑う)。

リンダ:何言ってんの!(笑う)

アダマス:誤解がないように、しっかり脚注を入れておいてもらえるかな。「アダマスは性転換したいそうだ」と、ソーシャルメディアで盛り上がる様が見えるからね。

リンダ:あれ恐ろしい。

Transsensual(超感覚的)

超感覚的になる、ということについてお話しします。みなさんがこれまでしてきた経験は、もちろんマインドがそれに向いていないことが原因ですが、みなさんの経験は、感覚的なものとしては、非常に非常に制限されたものでした。経験の99%以上がマインドによって作り上げられたものでした。やってきたのは感覚、官能性の模倣です。これまでずっと話してきたとおり、マインドは感覚を真似て感情を作りますが、感情は真の感覚ではありません。感情は思考にまとわりついたエネルギーであり、真の感覚ではありません。

もちろんみなさんにもその感覚は存在します、綴りは合ってるね(リンダへ)、みなさんにも感覚的、官能的と呼べる体験は存在します。なんとなく分かりますよね。「ワオ、昨夜のセックスは本当に良かったよ」と言いますね。人間は肉体と精神を通してセックスを行います。これは、ごくごく僅かではありますが、真の感覚と呼べるものです。ただしごくごく僅かです。しかしながら、感覚的、特に官能的という言葉を使っていますが、これは性に限ったものではありません。ほとんどの人は、人間に味わい得る感覚、官能的なものの中で、最上のものはセックスだと言うでしょうが、セックスは、セックスから得られる感覚は、真の感覚の中では、下の下です。

2017年について私は、これまでのような真の感覚について話をするだけではなく、実際にそれを体験して自分に持ち帰る年にする、そういう1年にしたいと考えています。私たちがこれから体験するものは、言葉で定義するのは非常に難しい感覚です。マインドの領域を遥かに超えた感覚です。肉体のレベルを振り切った次元の話です。この間もお話ししましたね。五感について、この五感が現実の認識の仕方を決めている、そういう話をしましたが、五感がマインドともに動作した時、現実の見え方は著しく制限されます。

みなさんが得ている感覚のほとんは目と耳、鼻、口から入ってきます。そのどれもが脳のすぐ傍に位置していて、入ったものはすぐ脳に取り込まれます。そしてそれはリアルではない「記憶」というものに変換されます。記憶は、感情的な思考でしかありません。過去や未来に実際に起こったことではありません。マインドはみなさんには様々な感覚があるとを主張しますが、みなさんにはただただ退屈があるだけです。人間のほとんどは退屈しています。リアルな感覚、官能性から遠く離れた場所にいます。

人々は、今の時代であれば、インターネットやテレビゲームですが、なんとか官能性を生み出そうと試みます。でもみなさん、それらは全く感覚的でも官能的でもありません。みなさん、ゲームをすれば多少は興奮できて、気も少しは紛れるかもしれませんが、実際のところ、感覚的でも官能的でもありません。それらは所詮、ヴァーチャルリアリティでしかなく、精神の中の現実です。マインドの枠組みの中にあります。

みなさんが本当の、真に感覚的な体験を最後にしてから、長い時間が経過しています。それがどんな感覚なのかは言葉で表現できません。マインドに作ったり理解できるものではありません。どう言えばいいものか分かりませんが、とにかく、最も喜びに溢れ、カラフルで、最も高く深く拡大したレベルの感覚です。

その本質は、スピリットであり天使でもあるみなさんの中に既に、そして常にあります。生まれ持った性質です。実際のところ、マインド的な人間としてのみなさんよりも、感覚的なみなさんの方が存在としては、より自然でリアルです。みなさんはメンタルを鍛え、より精神的に成熟することばかりをやってきました。文字どおりに自分自身をプログラムして、常に精神が全てを統べるように、そうあるように催眠術をかけてそれに満足してきましたが、それは、存在としては、自然な状態ではありません。

感覚を求める必要はありません。そうすることは実際、不可能です。あなたに作ることはできないものです。仮にそうしようとしたところで、精神的な理屈に行くだけですし、それを感覚的であるとは言えません。感覚的であることは神聖なるあなたの、本来の性質そのものです。あなたは、地球に来るずっとずっと前までは、マインドの無い、ただただ純粋で濁りの無い、感覚でした。

それがそんなに良いもなら「どうして私は地球に来たのか? どうしてマインドなんか取り入れたのか? どうしてマインドに境界を設けて、終いにはそこから出るのに散々な苦労を味わう羽目になったのか?」という疑問が出てくるのは自然なことです。

理由はこうです。このマインドの枠内にあって時空に制限されたこの現実では、物事について様々な視点、角度、観点から観察することが可能になります。時空の中では味、香りにも変化が出ます。時空の中にあって、例えば、ある行為をすれば、自分のその行為が生んだ結果、結果と呼ばれるものが何なのか、どういうものか、思考がどう創造性に影響するのか、などを、観察することが可能になります。全ての作用と進行のスピードが遅くなるため、原因と結果の関係性がよく見え、把握することが容易になります。実際、天使として感覚的な世界にいた時には理解困難だった原因と結果が、本当によく見えてきます。天使として存在していた時空の外の感覚的な世界には、原因も結果も存在せず、その把握は困難でした。時空から自由な天使が、何かを望むと、思考ではないですよ、そこに何か、官能的で感覚的なニーズ、もう一度言いますが思考ではないですよ、情熱ですね、情熱が、非肉体的な存在から迸り出れば、物事は瞬時に実現します。それは素晴らしく、美しいことではありましたが、そういった領域では、問題の種ともなりました。時空に区別、フェーズが無いということが大きな問題だったのです。

もし仮に、どんな思いや考えでも、それが出た途端、即座に、無条件に、現実化される世界があるとして、その世界がどんな結末を迎えるか想像できますか? その世界はもうどこにもないでしょうね。みなさんの中の1人でもが、一瞬でも、世界が爆発して吹き飛べばいい、そう思った途端にそうなるからです。どんな考えでも現実になる世界です。理解できると思いますが、今の状況、今の気付きのレベルで、人間がその状態にない、そのスキルを持っていないのは恩恵です。もしそんな能力があるとしたら、エディス、分かるかな、君の背は3.6メールまで伸びて、驚くほどスタイリッシュで今より美しくなるかもしれないけれど、例えば誰かにうんざりして、その誰かに災いを、と思った途端にそれをもたらすことも可能になる。君はそんなことはしないけれど、でも、ほんの少しでもそう思っただけで、それが途端に実現してしまう現実について想像できるかい? 怖くないかい?

エディス:ええ・もちろん怖いわ。

アダマス:だから時空とマインドとがある種タッグを組んで、全てをスローダウン、ほとんど静止しているところまで持っていった。そのことが人生の流れというものに、全く新しい感覚を与えることになった。創造とはなんたるかについて、全く新しい意味を与えることになったんだよ。

とても奇妙な言い方にはなりますが、ちょっと難しいコンセプトなので、肝を蒸留して抽出するにはどうしてもそんな言い方になるのですが、みなさんは今、創造主たる、まん丸い自己、その下腹部、円の下の辺りに位置しています。氷山で言うなら水に浸かった部分です。創造という氷山の、その位置から、氷山が本当はどんな形をしているのか、創造がなんたるかを理解しているということです(円を描き、下方の円弧をさする仕草)。みなさんは時間、空間、マインドから自由な天使とやってきて、時空と肉体、及び精神による制限のある世界、絶対的な制限の内側、真のインスピレーションも真の感覚的な現実感も無い、この、水中まで、やってきました。この位置まで来ると、全てが綺麗に洗い流されたかのように何もないので、創造とは何か、官能性とはどういうものか、を理解することが可能になります。

良いニュースは、みなさんは、ほとんどの制限、制約、抑圧をやり切ったということです。みなさんはここにいて、下から再び上方へと出て行きます。円を描きながら下へ潜り、潜ったのとは逆方向から上へ、頂上へと向かっています。綺麗な円を描いています。出発と同じ頂点へと戻っていますが、今のみなさんには、創造、創造物、創造主、創造主たるみなさんについての、全く新しい理解があります。創造と感覚の間には直接的な相関性があることを完全に理解しています。

こうも言えます。最も感覚的なレベルで、創造主としての自分、その存在を理解するためには、創造主であるというのはどういうことかを真に理解するためには、みなさんは、創造主ではない何か、である必要がありました。閉じ込められて制限された、情熱も官能も感じ得ない、創造主ではない存在でなければなかったのです。

ちなみに、念のため言っておきますが、みなさんはもう箱から出ようとする必要はありません。そうすることはできませんよ。そもそもそれは不可能です。私が自分で試しました。話したことがあるかもしれませんが、、、(笑いが起こる)、みなさん笑っていますね、またか、ですか。私がクリスタルの中に10万年閉じ込められた話です。私は、ぶち壊すなり考えるなりで、そこから出ることはできませんでした。「外に出ているに違いない。私がこれを作ったのだから」そう気付くまで、何をどうしたって不可能でした。「私が作ったのなら、私は外にいるのだろう」そうしてクリスタルの牢獄から自由になれました。

それと同じ話です。お願いですから、本当にお願いしますから、箱から出ようとして戦わないでください。相対して考えて何とかするものではありません。それは不可能です。みなさんに出来るのは、真の存在、制限をかける前の状態、官能的で感覚的な存在に、みなさん自身が戻ることを許すことです。

みなさんにも感覚的であるという意味が分かる時がやってきます。私が来たるべきその感覚を、超感覚と呼ぶのは、みなさんの肉体的な官能、美味しいものを食べてワインを飲んでセックスをしたりですが、それを1とした時に、真の官能、感覚は1,000,000ほどになるからです。100万倍の違いがあります。大きな違いです。とは言えもちろん、みなさんは、今より遥かに拡張され、深みを増し、よりカラフルになった、肉体的な感覚をも持ち続けます。精神的な官能も同様に持ち続けます。だからこそ超感覚です。トランスヒューマンならぬトランスセンシュアルです。

ちなみに、精神的な官能というのは、例えば、何かのプロジェクトを完成させた時の気分がそれになります。本を完成させる。官能的な体験です。但し、精神の域は出ていません。「素晴らしい! 本を完成させるなんて、すごいことだ!」という感じです。マインドはお祭り騒ぎで、そこに出版社が「すぐ出版させてください」なんて言ってこようものなら至福の絶頂、我が世の春という感じですが、残念ながら真の官能と呼ぶほどではありません。少しは、ほんのほんの少しぐらであればそうと言えなくもありませんが、私は真の官能、感覚について話しています。頭で理解することはできませんが、それが、みなさんの性質、本質であることには気付くことになるでしょう。それこそが真のみなさんであり、創造について理解するため、ちょっと円の下方へと、氷山の表層から水中へと旅立つ前のみなさんです。それはすでに、旅を始める前からそこにあります。

はい。それでは、今から私たちは2つのエクササイズを行います。そうして2つの経験を通り抜けます。まず覚えておいて欲しいことに、人間はそれに抵抗する、ということです。人間部分には何が起こるのか分からないので、間違いなく抵抗します。正しい言い方かどうか分かりませんが、エクササイズを制限しようとしてきます。「オッケー。今日のところは、これぐらいにしておこう」と。それはただの制限です。

次に覚えておいてほしいのが、これには恐れの感情が伴うということです。感覚的である、ということはコントロールの放棄であり、司令塔の不在を意味します。マインドは何もコントロールしませんし、人間部分も、マスターも同様です。自然の流れにただただ任せ、流れをただただ感じるのみです。怖くなりますよね。「誰がコントロールしてるんだ? どこから? 邪悪な存在じゃないのか? 自分には邪悪に対する準備はできてるのか? そもそもそれは、扱い得る存在なのか? 何もしなくていいのかよ!」そうですね。すべきことがあるとするなら、ゆっくり、大きく、深呼吸をすることですね。「ほーら、またマインドがまた自分の影に怯えて騒いでらあ」と、自分を自分に引き戻します。「私は私である。私は在る」と自分に戻り、物事を起こるがままに起こさせてやってください。流れるがままに流させてやってください。それが、私が常々言っている許しです。

というわけで、ここまで話した内容を考えるに、今年は、感覚的な年、であるとも言えますね。その感覚はまず身体で始まり、マインドへと飛び火します。そして過去をドアの外へ吹き飛ばします。もしかしたらスピリチュアルな体験をしていると感じるかもしれませんが、そうではないです。無論、定義次第でそう言っても構いませんが、むしろ、それは官能的な体験と呼ぶべきで、その官能は、長く長くうんざりするほど長く続いてきた多くの制限とグレーのみの褪せた景色、死ぬほど続いてきた退屈の中を吹き抜けます。こびりついた汚れを全部吹き飛ばすような感覚を伴った体験です。許しでそれは為されます。許しです。

とにかく、私たちはその概念について話すだけではなく、実際にやってみようとしているわけです。エクササイズは2つのパートに別れています。最初のパートはメラブのような感じです。というか、まあ、メラブですね。このパートは、みなさんがそのただ中にいる集合意識から、そのほとんどが来ている催眠についてです。みなさんが精神偏重で視野が狭く、線的なのはこの催眠が原因です。でもそれは陰謀や悪意に関わる話ではありませんよ。ドナルド・トランプとヒラリーの悪巧みではないですからね。彼らは、実は一緒に組んでいて、、、いや、そんなことはないですよ(笑い)。そういう誰かの企みや操作のことではありません。ただ起こっている様を私が催眠と呼んでいるだけのことです。誰かがあなたの前に座って、これをじっと見つめてくださいと(振り子を振るように)そんなことをしたわけではありません。それは、、、ま、精神的なプログラミングのことです。くせになった精神的な傾向性の話です。

私がこれから行うのは、みなさんを催眠にかけることでもなければ、催眠を解くことでもありません。自らの催眠はみなさん自身で解いてください。でも、もし、みなさんがそれを望まないなら、望まない人がいるのなら、それはそれで結構です。催眠を解くことが恐ろしいなら、今はしないでいてもオーケーです。そしてオーケーと思えるタイミングが来たところで、ここへ戻ってきてください。ただ、これから行うことは基本的に、みなさんを精神的に制限しているオーバーレイ、覆いを、文字どおり、文字どおり、綺麗に抹消するだけのことです。私たちはその全てを綺麗さっぱり拭き取ります。

但し、それらは全てが一度で綺麗に剥がれ落ちるわけではりません。解け落ちるまでにしばし時間を要するかもしれません。が、それはそれで構いません。催眠を解くとはそういうものです。それが最初のパートになります。そこで少し休憩を入れて、まあ一旦音楽を止めて深呼吸でもして、そこから、真に感覚的で官能的な、本物の世界へと帰ります。

ちなみに、パート1をやりたくないと思っていたり、お試し感覚で、催眠が解けるというのがどんなものか試食するだけのつもりであれば、パート2へは進めません。その場合は、まあ、リラックスして音楽を聴きながら、私の声を聞きつつ、のんびりと時間を過ごしてください。そうでない人は、さあ、感覚の世界へ帰還しましょう。超感覚的な人間へ、人間としての感覚を維持したまま、リアルな官能と感覚のワールドへ超越しましょう。

では照明を落としてください。音楽をお願いします。クッキーを少しかじります。

(音楽、流れる)

Transsesual Merabh –Part One(トランスセンシュアル メラブ ― パート1)

では大きく、ゆっくりと深呼吸をしてください。姿勢を楽にしてリラックスしてください。

マインドに入るというこの壮大な旅は、全てがとても魅力的でした。それは本当に素晴らしく、驚きと発見の連続でした。あなたは海外旅行で非日常を味わうかのごとく、不慣れな環境にどっぷりと、自らの本当の感覚、官能性を忘れるぐらいに、どっぷりと浸り、自分自身と分離しました。私は、感覚、官能、創造的、創造主、と、いくつかの言葉をいろんなふうに使っていますが、そのどれをも同じ意味で使っています。入れ替えても構いません。

その壮大な旅を通して、あなたは、非常に多くの言葉、プログラミングと呼びましょうか、多くの言葉を信じ、受け入れてきました。両親、教師、指導者からの言葉を当たり前のものとして信じて受け入れ、あなたをよりメンタルな存在として鍛えてきました。あなたには、より多くの精神的な探究を通して、よりマインドを強くし、より知的でありたいという欲求が埋め込まれています。

あなたに組み込まれているプログラミングの中には、過去生から持ってきたものも多くあります。過去に哲学者であった人がいます。未来生で教師であった人もいます。説教者であり、作家であり、スピーチを得意にした生涯もあるでしょう。人はどう生きるべきか、より良い人間になるためにどう振る舞うべきか、より賢明な人間とはどういうものか、礼儀とは倫理とは道徳とは、あなたが抱いている言葉、信念の中には、あなたの過去、あるいは未来の人生から持ち込んだものがたくさんあります。あなたはあなたの言葉によって、あなたをプログラムしています。

これらの催眠は幾層にも重なっています。催眠とは、まあ、マインドによって受け入れられたものであり、必ずしも、全てがあなたから来ているものではありませんが、催眠とは、自身で自身を包み込んだ織物です。判断、何が良くて何が悪いか、何が出来て、何は出来ないか、それらに関わる信念がが丹念に、周到に、織り込まれたタペストリーです。

1つ例を上げてみましょう。たとえば魔法(Magic)についてですが、これはリアルに存在します。ステージでやるマジック(手品)について話しているわけではありません。実生活の中でのリアルな魔法の話です。次元を超越する能力だったり、物を出現させる魔法のことです。魔法はとても現実的です。実社会的であり、現実の性質として非常にオーソドックスなものです。が、その魔法が、この現代と呼ばれる時代の中にあって、精神偏重のこの世界の中において、どんな扱いを受けているか分かりますか? 完全に締め出されていますね。科学的ないしは数学的に定義できないという理由だけで、魔法は存在しないことにされています。催眠です。今も魔法は存在しますが、一般的な気付きの中にはありません。意識不足です。

自らが自らを包み込んで自らに限界を設けること。これが催眠です。

何百万という催眠的なオーバーレイが、自分以外の全ての人から来ています。誰も誰かに催眠をかけてやろうと意図して放っているわけではありません。ただ周囲に浮かんでいます。もちろん、あなたも催眠の出し手です。提案でも命令でも、マインドに受け入れられ埋め込まれるものであれば、それはもう催眠です。マインドは往々にしてあなたに対して批評的であり、あなたも、あなたのマインドも、判断が好きなのにも関わらず、自己の過ちについては病的なまでに目ざといにも関わらず、ニュース、広告、知り合い、ここにもある物質としてのこの空気でも、集合意識から来るものでも、当たり前と受け入れたことについては、簡単に信じて、判断しません。

そしてマインドはその軸に従い、その軸以外の何かついて、真実とは何か、何が正しく、そうでないか、について糸を紡ぎ始めます。「私は真の私だろうか? あれは本当だろうか? より真実に近いのはどっちだろうか」とマインドの中で戦います。風車に戦いを挑んだドンキホーテと同じです。

それは決して勝ち目のない戦いです。しかし、土俵から降りることは可能です。あなたが本当に感覚的な存在となり、マインドの制限を超えて感じ、理解し、別の現実もまた存在していると気付くことが出来るのなら、魔法もまた存在します。そしてそれが出来るのなら「私は私として本物だろうか? どれが正しくてどれが間違っているのだろうか?」といった全ての議論に終止符が打たれます。全てはその時次第だと。

感覚的、官能的であることと判断は相容れない関係です。良い官能的な体験も悪い官能的な体験もありません。大きいか、小さいかも判断を挟む余地はありません。感覚的になればなるほど、あなたは創造的な創造主へと戻っていきます。

あなたは今、五感とマインドとで駆動しています。しかし五感の他にも20万を超える感覚があることは話しました。私たちはその20万を見つけ出そうとか育てようとしているわけではありません。そもそもあなたには、感覚的存在の本質として、その全てが備わっています。

人間としてここに座っているあなた、あなたが取る方法はどれもが常に適切で、催眠的なオーバーレイを解き放つことが可能です。催眠にかかる前は、あなたは催眠にかかっていませんでした。

あなたは精神、メンタルという包帯を解くことが可能であり、催眠を放棄することが可能です。それはあなた次第です。

準備ができているなら、いつでもそれをやってください。

意識による行為です。やり方はどうだって構いません。催眠を放棄することを選択しましょう。

大きく、ゆっくりと深呼吸をして、そうすることを許してください。

(間を取る)

精神の限界から自分を解放してください。

(間を取る)

深呼吸をしてください。大きく、ゆっくりと、深呼吸をしてください。

(音楽が消えて行く)

官能的なこの瞬間をただただ座って感じましょう。

(間を取る)

マスターは正しく出来たかどうかを疑いません。上手く行くかどうかを疑いません。マスターは、これらの催眠的なオーバレイが取り払われたことを知っていて、この瞬間を楽しみます。

あなたはまたこれを行うことはありません。正しく出来たことに疑問の余地が無いからです。マスターは、催眠から解放されたことを知っています。それがどんな深く、狭いところに、こびりついていたとしても、全く問題ありません。綺麗に取り払われたと知っています。マスターは大きな笑みを浮かべています。「ああ、私は今日、精神的なインプラントを解放した。今や私は、感覚と官能に浸りながら歩くことができる」

Transsesual Merabh –Part Two(トランスセンシュアル メラブ ― パート2)

では大きく深呼吸をして、すると決めたことを行いましょう。またミュージックをお願いします。大きく、ゆっくりと、深呼吸をしてください。

(音楽、再び流れ始める)

では、今、感覚的な状態、元の自然な状態に戻ることを許しましょう。

既にあるものを作り出すことはできません。作り出そうとか、そうなろうと頑張る必要はありません。全くです。そうしようと意識すればするほど、摩擦が増えていくだけです。

ただ大きく、ゆっくりと、深呼吸をして、許す時です。

超感覚的な人間になることを許す。ということは、あなたは人間の感覚をも保持することを意味します。あなたは人として、人の感覚を通しても現実を、そういう現実として知覚します。しかしそれを超えても知覚します。あなたには他にも多くの方法、感覚で、現実を知覚、認識する能力があります。そうすることが可能です。

はい。確かに、人間であるということは、退屈でしたね。とてもとても退屈でした。人は動物園で、より檻の中の環境を良くすることばかりをやってきました。それで自分を楽しませようとしていたのでしょう。他にもっと良いものがあると感じながらも、それを認識できるように定義できなかったのかもしれません。でもあなたは他にもっと良いものがあるとずっとずっと知っていました。

感覚、それは目や耳やマインドを超えて知覚できる能力のことです。あなたには、長い間、忘れていたレベルで物事を感じる能力が備わっています。そのレベルの感覚というのは、感情ではなく、もっとカラフルで壮大で、パターンに限定されていません。有り得るパターンの全てを超越しています。

マインドにはそれが理解できないため、それを混乱と定義します。しかし本当の感覚、私は私であるという感覚は、混乱などではありません。パターンとして定義する必要はありません。ラベル付けして綺麗に分ける必要もありません。

もしマインドにとって混乱と思えることが起こるとしたら、それは大きく深呼吸をする以外に何もせず、ただただ自分自身が再び感覚的になること、それ許す時だということです。

むろん、身体もそれを感じます。マインドにも思うところは出てくるでしょう。でも、本当の感覚は、それを遥かに超えています。

(間を取る)

ここ以外にも多くの現実、次元が存在します。少し前に言ったと思いますが、思い出してください。他の次元というのは、あなたの他の感覚です。よく話に上がるような、6階、7階、8階と階層があるだとか、上の次元には上の次元なりのもっと壮大なセルフがいるとか、そんなものはありません。世界はビルのような建築物ではありません。マインド的ですよね? マインドの好きな構造であり、チープで痩せた空想です。「第7次元と第8次元が上にはあって、そこでは未来が見通せるし、人の服も透けている」と。次元とはそういうものではありません。

次元とは、ある感じ方における、ある現実の認識の仕方です。広大な現実をどう感知しているかです。

(間を取る)

身体に留まったままで悟りを実現する。その話を始めてした時のことを思い出してください。「ワオ! 身体を持ったまま悟るだって!」と喜びましたね。「そうなれば仕事へ行く必要もないし、スマートな覚者、つまり自分のところへ、問題を抱えた人たちが答えを求めて集まるだろう。素晴らしい。年を取ることもないってさ!」

今では認識が変わっているのではないでしょうか? 身体を持ったまま悟ることについて、そろそろ再定義してみるのもいいですね。例えば「超感覚的に、多くの異なるレベルのことを感知でき、またそれが再び制限されることがない状態のこと」と。「創造の円の下、氷山の下には二度と行く必要も、そうすることも無いことが分かっていて、真の感覚、真の認識に至っていること」と。

さきほど言ったことを覚えていますか? もし私が人間としてこの地上にいたとしたら、私は今年にもっと鋭く高性能なマインドを希望すると。間違いなく私はそれを望みます。判断をせず、制限もせず、コントロールもしないマインドです。そして同時に、私は私の知覚を開きたいとも思うでしょうし、この世界の活気、カラフルで鮮やかな様を、長く欠けていた深みでもって、且つ広範囲に広がりを持って感じることをしたい、そうも願うことでしょう。

念のために今一度言っておきますが、私は感情について話しているわけではありません。感情はマインドが作り上げた感覚のまがい物です。真の気付きとは、人間を超越することであり、超感覚的になることであり、そうなることを許すことこそ、つまり今あなたが行っていることそのものなのです。

本当の自分と繋がってください。自分の本質に今、たった今、戻ってください。

(間を取る)

創造主であり、創造であり、創造的であり、官能的である。どれもが感覚的であるということです。

あなたが最初に「はい。身体を持ったまま悟ります。物理的な身体を維持したまま、認識に至ることを許します」そう言った時、本当の本当の本心の中の本心では、若さも豊かさも地上で最も頭の切れる人間になることも、あなたにとってそんなものは本当にどうでもよいものでした。あなたが本当に言っていたのは「私は自分の本当の感覚を取り戻したい」ということでした。

では、大きく、ゆっくりと深呼吸をしてください。素晴らしい1年の始まり方です。

あなたは今年、様々なものを見て、様々なことを感じることになりますが、何が正しく間違っているか、自分は本当の自分かどうか、誠実なのか冷たいのか、十分にスピリチュアルな人間か、いい人なのか、そんな判断や評価は全て、全て窓から放り出してください。鼻で笑ってやってください。くだらないと。

あとそうですね、なんだかんだ、若くなりたい、若くいたい、そう思っているのは相変わらずのようですね。でも分かりますか? そんなことを望まなくとも、本当に感覚的に生きていれば、肉体にもその影響は及びます。そうやって生きることは、あなたの物理的な身体の全てに影を及ぼします。そして感覚的に生きていれば、そうすることを許していれば、マインドの性能にも驚くべき違いが現れます。マインドにとってのエゴ、アイデンティティーはあなたにとって、そしてマインドにとっても、どうでもいいものになっていきます。今あるような、マインドの強迫観念的な性質もなくなるでしょう。

そうなると自然、この惑星で起こっていること、今年この惑星で起こりそうな全ての変化、騒動、パワープレー、その他全てのことが、ちっぽけで小さなことに見えてきます。

感覚は自ら先んじて拡大していき、その結果、奇妙な形ではありますが、あなたは、すでに悟っていたのだと気付きます。自分が既に悟っていたことに気が付きます。悟っていたと悟るのです。少し変に聞こえるかもしれませんが、そうなります。「あれっ! ずっと前から悟ってたじゃないか!」

さあ、その思いとともに、大きく、ゆっくりと深呼吸をしてください。そのために何かをしようとしないでください。ただシンプルに許してください。

(音楽、消える)

超感覚的な人間であることを許してください。最初からそうであったように、超感覚的であることを許してください。

あなたは顔に大きな笑みを浮かべます。「創造においては全てが正しい」と。

そしてそうなります。

親友のみなさん、ありがとう。来月まで、感覚的に、官能的でいてください。ありがとう(拍手喝采)。

翻訳: Ito Satoshi


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