2015年11月 特別なセッション -パリの襲撃について何が起きているか

下記のセッションは、2015年11月 テロによるパリの襲撃について、ジェフリー・ホップによる、アダマスの特別なセッションが行われたようです。先に、mayumiさんより、翻訳の提供を頂きました。

※ このセッション内容(和訳)は、後日、CCストア「ADAMUS SAINT-GERMAIN ON THE PARIS ATTACKS」からも、配布予定となっています。音声が必要な方は、こちらから入手が必要となります。

セッションのエネルギーを十分に体験するために、文書を読みながら音声を聴くことをおすすめします。

リンダ:クリムゾン・サークルのこの特別なセッションへ、ようこそ。リンダ・ホップです。これからジェフリー・ホップがアダマス・セント・ジャーメインをチャネリングします。

このクリムゾン・サークルのセッションはパリで起きている活動-爆撃やさまざまな悲劇-を受けて特別に行なわれるものです。この状況に関してクリムゾン・サークルでは、アダマスから何とか洞察を与えてもらえないかと数多くの問い合わせを受けました。なので、パリで起こっている出来事はどういうことなのか、そういったものへのさらなる見解を提供しようと、この特別なセッションを開くことにしました。

ではようこそ、アダマス。ぜひ、あなたのご意見をお聞きしたいと思います。あなたの見方を教えてください。

アダマス:ええ、アイ・アム・ザット・アイ・アム、主権の領域のアダマスです。

パリの爆撃の状況について話してくださいということですね。最初にお知らせしたいのは、サンジェルマン伯爵としての最後の生涯で、私はフランスで何年も長い年月を過ごしました。そこはこの惑星上でもっとも楽しい場所の1つでしたし、私はいまは、この地球で人間の姿で生きているわけではありませんが-多くの方が「アセンデッド・マスター」と呼ぶ存在です-とはいえ、私はいまでもフランスの人々に深い愛を抱いていますし、その地にも深い愛を持っています。しかしまた、これはフランスの国境はもちろん、ヨーロッパという境界線すらはるかに超えた状況だということも私は理解しています。これは、地球規模の状況なのです。

というわけで今日、これについて話をしにきました。理解してほしいのですが、ある特定のグループとか、どちらか一方というような偏見はありません。私はそこに、パリにいて、悲劇のすぐ後ですが、そこでこの事件で影響を受けた人たち全員に助言、愛、サポートを与えています。私はとくにパリにエネルギーを集中していますが、世界中で怖れを感じている人、現在、世界に起きていることを不審に思っている人、そして攻撃の犠牲者だけでなく、いわゆる「テロリストでない人たち」だけでなく、いまは誰であっても、私のエネルギーを入手できるようにしています。大勢の天界の存在たちも私に同伴しています。かつて地球上に生きたことのある、現在では「アセンデッド・マスター」と見なされている天界の存在たちです。向こうの領域から人間に奉仕し、人間がこの惑星で旅していけるよう、手助けしている天界の存在たちです。

はっきりさせておきたいのですが、私はフランスに対して、フランスのあらゆるものに対して途方もない愛情を持っていますが、現在、他の多くの存在がそうであるように、私は惑星全体と人類へ奉仕するためにここにいます。

リンダ:ありがとう。2015年1月に行なわれた「ProGnost(予測)2015」のセッションで、2015年の後半に何かが起こり、それにより世界の指導者たちが集まり、この惑星の未来について、本物の自由と平和について話し合わざるを得ない状況が出てくるだろうと言いましたね。これが、1月の時点で話していた出来事なのですか?

アダマス:人間であっても、そうでなくても、正確に出来事を予測できる者はいません。私たちはどちらかというと、すう勢を見ます。世界が進んでいる方向を見ます。あなたが言っているのは年初に行なったセッションですが、年に一度、惑星のその年の動向について話をするセッションのことですね。そのとき私が言ったのは、2015年はたくさんのさまざまな事件が次から次へと起こる年になるだろうということでした。出来事1つひとつは、それほど大きなことではないかもしれませんが、人間にとっては非常に疲れる年になるということです。つまり、やっと快適さをとり戻したと思うと、突然、こうしたパリであったような事件が起きます。鎮まったと思うと、突然、また別の事件が起きるといったように。ですから、パリで爆撃があるのが分かっていたということではなく、この惑星には現在、とてつもない社会的動揺があるのが分かっていたわけです。

動揺は、惑星の全体的な自由への傾向と欲求が原因です。世界中の人が目覚めを起こしつつあります。真の自由へのさらなる欲求があります。しかし一方で、それは反動を、正反対の結果を生んでいます。なぜなら戻ろうとする人たちもいるからです-時間を遡ろう、古い価値観へ戻ろう、古い流儀へ戻ろうといった。彼らは自分自身も含めて、人々が自由を得るのを怖れています。人類のこうした目覚めを怖れているので、だから、何とかして引き返し、文字通り、自由を制限しようとしているわけです。

ここには別の要素も作用しています。というのはこうした、いわゆる「新しいエネルギー」や新しい意識へと移行する時代には惑星上に、多くのパワー・プレーもまた、出てくるからです。ものすごいパワーの追求が行なわれており、いわゆるテロリストは大義だけでなく、それがパワーを獲得するのにうってつけの方法だというのがわかっているのです。

しかし究極には、最終的には、自由への欲求が、パワーへの欲求すべてに打ち勝ち、とって代わるでしょう。最終的に、それが数年後になるか、数十年後になるかはともかく、パワーとは本当に幻想であることに世界が気づくことになります。パワーとは古い人間のゲームであり、この惑星上にはもはや、居場所はありません。

リンダ:これは宗教戦争ですか?

アダマス:うわべは宗教戦争といったものに覆われています。もちろん、宗教の派閥は登場していますが、究極には、それはむしろパワーに関することだと言えます。こうした宗教という見せかけ、外観はパワーを得るには、うってつけの方法なのです。ですから、究極にはノーです。本当は違いますが、示威行動にはうってつけですし、人々を扇動するにはうってつけですし、大義のために人を採用するにはうってつけです。しかしノーです。本当は、究極には、そうではありません。

とはいえ、多くの宗教が基点となっています。キリスト教やイスラム教の教義、他の宗教の要素が。さかのぼると-この惑星上で、パリで起きたような事件をあなた方が目にしているのは-単にここ十年とか、一世紀の状況に限ったことではありません。何千、何万という年月をさかのぼります。たとえばパリの爆撃は13日の金曜日に起きました。それが起きたのは本当にきわめて共時的です。つまり、もともとの13日の金曜日の事件が起きたのは700年以上前、テンプル騎士団に起きたことだからです。

テンプル騎士団はクリスチャンの団体で、エルサレムに向かう巡礼者たちを強盗や泥棒から守っていましたが、テンプル騎士団はまた、最終的にローマ法王の権力を笠に着て、途方もないパワーと途方もない富を獲得しました。

フランスのある王は、テンプル騎士団のやっていることが気に入らず、彼らが比較的、権力を有していたことも気に入らなかったので、ヨーロッパのさまざまな地域で後援のもてなしという名目を使って、13日の金曜日に騎士団を呼び寄せる状況を用意し、実質的に処刑したのです。

今回の事件が古い宗教的事件といろいろな条件で重なり、多くの点でつながっているのがわかると思います。つまりそれ以来、13日の金曜日は迷信になっているからです。ほとんどの人は13日の金曜日の由来すら理解していませんが、それは意識の中にあり、また、惑星の迷信にもなっているのです。ですから、ええ、それはとても、とても古い状況であり、繰り返しますが、宗教を装って、ふたたびこの惑星に現れています。

リンダ:たくさんの人が知りたがっていることですが、いまは世界平和への祈りを捧げるときですか?

アダマス:非常に興味深い質問ですが、いまはこの惑星に起こっていることに意識的になるときです。あなたのバランスに気づいているときです。なぜ、こうした状況が起こっているのかに気づくときです-ニュースの見出しや解説者の話をもとにするのではなく、起きていることの根本的な原因に。繰り返しますが、私はこうした根本的原因は自由というとてもシンプルな要素、自由になりたいという人間の欲求だと見ています-しかし、どれくらいの人が、それが何を意味するかを本当に理解し、どれくらいの人が本当に自由への準備ができているのでしょうか-そして、ここで起きているパワーという要素自体が理解できているでしょうか。

世界平和のために祈るときか、ですか?率直に言って、向こうの領域にいる私から見ると、祈っている人間はいても、自分が何のために祈り、誰に向けて祈っているのか、あまり自覚していません。人々は神に祈っているのでしょうか?神は惑星の活動を本当に規制し、監視しているのでしょうか?人々は本当は自分のアジェンダのために祈っているのでしょうか?犠牲者に対する思いやりから祈っているのでしょうか?自分の安全を祈っているのでしょうか?というように、祈りとは何かという非常に大きな問いが出てきます。

だからこそ、これを聞いているすべての人にお願いしますが、この件で本当に、あなた自身の「セルフ」、あなた自身の意識への理解、そのことに関しての自分なりの理解へ到達してほしいのです。この惑星でたったいま、あなたにできる最大の奉仕は、自らに奉仕することだという、その理解へと到達するのです。

さて、こうした最近の出来事の最中にはとても奇妙に聞こえるでしょうが、あなたがあなた自身のエンライトメント(悟り)を許容すれば-闇と光を、男性性と女性性を統合し、あなた自身のすべての部分を統合し、肉体にとどまりつつ自身のエンライトメントを許容すれば-惑星の意識にはかり知れない影響を及ぼすことになります。この惑星の未来の可能性の数々にはかり知れない影響を及ぼします。なぜならたったいま、この惑星に本当に必要なのは肉体を持ち、生きる、悟ったマスターたちだからです。あなた方のように、このとても物質的で、時にとても密度の濃い、厳しい3次元の環境に神性を受け入れた人たちです。

この惑星に現在、必要なものはさらなるグルでも、さらなる伝道師でも、さらなるスピリチュアル・ティーチャーでもなく、本当に、真に悟った人たちです。彼らがほかの人たちに手本を示すのです。

ですから、パリの爆撃に巻き込まれた人たちに対して思いやりと理解を持つのは良いですが、いま惑星すべてに対し思いやりを持つのは良いことですが、本当に必要とされているのは、この機会を使って、あなた自身のエンライトメントを許容することです。

リンダ:ああ、ありがとう。とてもすてきなアドバイスです。もう1つの質問は、西欧諸国でこういうことがあると、なぜこれほど関心を引くのか、こうしたことは中東など他の国ではいつも起きているが、まず注目されることはないし、ほとんど大きなニュースにはなりません。これが人々の関心を引きつけるのはなぜですか?

アダマス:パリという場所は光の都(the City of Light)として知られています。ロマンスの場所、上質のワインと食の場ですから、世界中の人が意識している場所です。どこに住んでいても、どんな文化圏にいても、パリの魅力に人々は気づいています。だからある意味で、こうした事件は、これは決して偶然の出来事ではありませんが、こうした事件は気づきをもたらします。意識をもたらします。世界中にショックの波が出て行き、人々をより意識的にするのです。ただ日常の生活を送り、実質的に周囲の世界にきわめて無意識な状態のままでいる代わりに、すこしのあいだ、彼らはもっとずっと意識的になるのです。そして人々は自分に訊きます。「私は、人生で何がほしいのか?」彼らは人類のさまざまな可能性を見て言います。「私たちは何がほしいのか?どんな変化が?」人々は自分自身の内側のとても深いところへ入ります。

だからこのようなケースではテロリストは恐怖心を引き起こし、人生の喜びを奪い、人々をちっぽけな場所へ後退させようとしますが、現実に起きているのは、彼らが理解していないのは、そのことが意識的な人たちをより意識的にし、良い人々をより良くするということです。こうしたことが人々をすこし立ち止まらせ、家族を見て彼らは言うのです。「これが私にとって大切なものだ」周囲の環境を見て言うのです。「これは私たちの惑星だ」人類を見て言うのです。「この世界中にいる人たちは大事な魂で、彼らは自由に値する、思いやりに値する、豊かさに値する」

ですから実際、恐怖心を引き起こし、現状をふたたび、ちっぽけな状態に戻したいといったテロリストの試みが、逆効果になっているとさえ言えます。本当のところ、それは意識的な人を、より意識的にするからです。

こうしたやり方でやるべきだと言っているわけではありません、まったく違います。そうではなく、本当に、テロリストがこうなると思ったことに反しているのです。彼らは人々を通りから締め出し、人生を讃えることがないよう、それぞれが望む宗教的、霊的価値観を自由に持ち続けられなくできるだろうと思っていましたが、現実には人々はもっと、そこにフォーカスするようになったのです。この究極の自由へのさらなる欲求を引き起こしたのです。

現在、惑星上で起きているのは、この自由へのシフトそのものです。先ほど言ったように、ほとんどの人は自由を本当には理解していませんが、さらなる自由がほしいという心からの欲求を持っています。

現在のこの巨大な惑星のシフトで起きているのは、自由を抑圧し、人間をちっぽけな人間世界にとどめてきた機関や組織、信念体系が、それが変化していることです。変わらざるを得ないのです。ここに誰か悪人がいるとか、邪悪なものがいるとか、そういうことを言っているわけではありません。人類が長いあいだ、そういう状態だったというだけです。とはいえ、いまでも時代遅れの金融システムがあります。金融システムは本当にパワーにしがみついており、惑星中に真のエネルギーが自由に流れるのを妨げています。

お金を分配する話をしているわけではありません。私が話しているのは、世界中で金融のエネルギーが流れる道をもっと広く開くことで、すべての人にとっての可能性となるということです。少数の人たちのためだけでなく。

惑星の現在の金融システムは非常に古いものです。このたった30~40年のあいだでテクノロジー(科学技術)に起きたことを見れば、金融システムは5、6、7百年も古いものです。実際、現在の金融システムは文字通り、1200年代、1300年代のテンプル騎士団の時代にさかのぼりますし、ある部分はさらに昔へさかのぼるのです。それは変わらなければなりません。

政治ですが、政治のシステムも、惑星上でいわゆる先進国と言われる国々でも、もう変わる時期です。本当に、あまり自由なシステムではないからです。人々は民主主義について話し、選挙権があるから自分たちは自由だと思い、それが民主的なプロセスだと思っています。民主主義とはいっても、それは基本的に、ごくわずかな数の人たちが決定し、最終的に人々が投票するのはそのせいぜい2、3の選択肢しかないという非常に統制されたプロセスなわけです。

こういったものはすべて、変化しています。こうしたものすべてが、変わる必要があります。もう一度言いますが、私は陰謀があると言っているわけではありません。人間の意識が数十年、数世紀かけてそのように進化してきたというだけです。

現在、ビジネスが組織化され、運営されているかたちですが、ビジネスはすごく良くやっています-実際、私は政治家に国を運営させるより、かえってビジネスが国を運営した方がいいとさえ思います-とはいえ、ビジネスはまだ収益にフォーカスしています。

ビジネスには変化が起きています。これまでより多くのビジネスがずっと意識的になっています-環境を意識し、顧客を意識し、商品が世のためになるかを意識しています-しかしまだ収益や株主に還元することだけにフォーカスしているビジネスが多すぎます。が、数年後には、短期間のうちに、ここからのシフトが見られるでしょう。とにかくもう、それではうまくいかないというのがわかるでしょう。収益だけにフォーカスしている会社は、以前ならまったく想像もできなかった問題に遭遇するでしょう。それにより消えていくか、意識へと入るか、どちらかになるでしょう。

今後、生き延びるビジネスはハートの路線を持ち、経済的な面だけでなく、そのビジネスがどれくらい惑星に奉仕するのか、どれくらい自然を維持し、守るか、突きつめればパワーを濫用せずに人々に自由を提供することにどれくらい関係しているかといった理解を伴うものになるでしょう。

リンダ:人々が想像しがたく思うことは1つにはこうした極端に暴力的で残酷な行為は何百年ものあいだ起きているわけですが、どうしてこんなことが起こるのか、そこまで極端な行動に走れるなんて?

アダマス:あなたがおっしゃっているのは要するに、そこまで人が暴力的になり、人間の命、ついには人間の自由までこれほど軽視できるのはなぜかということですね。しかし事実、彼らは自分たちの大義を信じているのです。その大義がパワーに突き動かされていること、実際、怖れに突き動かされていることを彼らは理解していません。この宗教というヴェールに隠されているのです。彼らはアラーが、神が自分たちにしてほしいからだと言いますが、意識的な存在にはそれは、真実でないのがわかります。神に好き嫌いはありません。神が宗教をえり好みすることはありません。あなたが無神論者でも、熱心に教会へ通う人でも神は気にしません。まったく気にしません。しかし、パワーを握り、パワーを使い人々をコントロールし続ける人たちがいます。パワーが彼らの食べ物だからです。これもそうですが、彼らは宗教、ビジネス、政治などそういったものを装って身を隠していますが、パワーのためなら何だってやります。彼らはこう言って正当化します。「これは神の意志だ」実際にはもちろん、違います。

彼らは限られた、狭い意識に入っているので、彼らにとってみれば暴力は正当化されるのです。しかしこれはこの惑星ではあまり長くはもちません。もはやそんなことは容認しない人たちがいます。彼らが武器をとりテロリストに立ち向かうことはありません。彼らがやるのは、自分自身の内側に意識をとり入れることです。

意識は思考や信念とは大きく違います-大きな違いです。意識とは光であり、それが究極にはあらゆるものを創造します。意識とは光であり、それがエネルギーを引き込み、現実化します。それが現実を創るのです。意識とは光であり、それはいま、人間がもたらしているものです。大きなグループではありませんが、惑星には十分な数の人間です。それはこうした種類の暴力を断じて容認することはありません。

攻撃的になる必要はありません。テロリストと闘う必要はありません。なぜなら意識の光は非常に強力に、あらゆる人を照らしているからです-アジェンダなしに、彼らを変えようとすることなく、それは単なる可能性、光なのです-そしてこうしたケースで何が起こるかと言えば、たとえば命に敬意を払わないテロリストのグループがいて、ただひたすらパワーを求めているとします。しかしその真っただ中に意識が入ると、実際、仲間割れのようなことが起こり、内側から自分たちを滅ぼしてしまいます。意識が、この惑星を変える光なのです。

それからどうか、理解していただきたいのですが、意識は宗教ではありません。「ニュー・エイジ」ではありません。スピリチュアリティ(霊性)ではありません。それは「アイ・アム・プレゼンス(存在する状態)」です。エネルギーを必要としない、宗教を必要としない、お金やそういった何かを必要としない、完全な気づきです。ただ、気づきです。そして意識はこの惑星に、日々、次から次へとさらなる個人により受け入れられつつあります。それが、惑星を変えるものになるのです。

リンダ:ワォ、これですべて、質問のリストにあったのはカバーできたようです。さらにつけ加えたいことはありますか

アダマス:私が言いたいのは、こうした出来事があると、非常な苦悩と哀しみが出てくるということです。

リンダ:おっしゃる通りです。

アダマス:向こうの領域、いわゆる天界の領域にいる私たちで人間の旅をしたことがある者、かつて肉体に入っていた存在は、非常に大きな哀しみを感じます。こうしたことがなされる必要はないと知っているからです。罪のない命が失われたことを知っていますし、ここに巻き込まれた人たちすべてが、ともかくも自分でその道を選んだのだ、という説には私は同意しません。絶対に同意しません。なぜなら、その道が1つの要素として、可能性としてあったとはいえ、こうした残虐な行為にさらされる必要のない別の可能性も、あったからです。

このように向こうの領域には哀しみがあります。しかし、そのために私たちは、この惑星で自由に取り組んでいる人たち、パワーは本当に、幻想であると気づいている人たちに引き寄せられるのです。パワーがあるところには、虐待があります。私たちはいま、意識を自分の人生に、アイ・アムネスを人生に許容しているすべての人たちと、さらに緊密にワークしています。

こうした出来事は、これから5年なのか10年なのかはともかく、続くでしょう。現在、この惑星にはこれほどまでの潜在的な不安があるからです。宗教、ビジネス、政府には大きな不均衡があります。統制とごまかしがたくさんあります。いまはインターネットのようなものが、こうしたものすべてを明らかにし、隠されていたものを明るみに出すのを可能にしています。なので、人々は惑星上で行われているパワーの濫用、政治の不均衡、戦争にますます我慢できなくなっているのです。

それにより、一夜にして暴力がなくなるといった奇跡はありませんが、暴力が増加するにつれ、人間が本当にほしいものへのさらなる気づき、さらなる意識がもたらされるでしょう。それは惑星のパワー、パワーの濫用へ注意を引きつけることになるでしょう。惑星中で、人間にこんな問いが突きつけられるでしょう。「あなたは自由への準備ができていますか?」

その問いに対する答えは明らかに思えますが、自分の目の前に突きつけられたら-「あなたは自由への準備ができていますか?責任を負う準備ができていますか?」-もはや他人を責めることなく。もはやあなたの過去でさえ、責めることなく。もはや未来を怖れず、未来にやって来るものは完全に適切だと知っていること。なぜなら創造するのはあなただからです。だから問いかけられたら-「あなたは自由への準備ができていますか?」-必ずしも答えは明白ではないでしょう。それには途方もない責任がいりますから。あなたが確かに創造者だと認める必要があります。あなたが、あなたの人生の創造者だからです。

そういうわけで今夜、明日の夜、その次の夜、世界中でこの問いがなされるでしょう。それは意識的な人々をより意識的にします。そして犠牲者であり続ける人たち、犠牲者の役割を演じ続ける人たちはさらにいっそう、犠牲者意識へ入ることになるでしょう。

今後5年、10年、もっと長い年月かもしれませんが、この惑星では主権性を、自由を許容する人たちと、宗教やビジネス、政治、犠牲者などといったものを装い古いパワー・ゲームをまだ続けていく人たちとのあいだに、さらなる隔たりが、分断が起こるでしょう。

では、みなさん1人ひとりに、愛情に満ちた、思いやりあるかたちで自分自身を見てもらいたいと思います。自分の人生を、自分自身に何を選んでいるかを見てください-惑星の人たちのため、家族のため、地域社会のために何を選ぶかではなく、自分の人生であなたが何を求めているのかを。このようなエネルギーが高くなっている機会を使って、メディアのニュースが実に多くの物語を話し、こうした出来事ではドラマチックな物語まで報道しますが、怖れが出てくるこうした機会を使って-ええ、怖れは出てきます。大勢の人がまた飛行機に乗っても大丈夫なのか、映画館やナイトクラブへ行っても安全だろうかと疑問に思っています-この機会を使って、あなたは何を選んでいるのか、自分の人生に何がほしいのか、自分自身の内側を見てください。なぜならあなたが内側で見出すその光こそが、やがてこの惑星を変えていくからです。

では、ここでいくつか質問に答えることができて光栄です。私が話したのは起きていることへの論理的な理解ではないかもしれません。私はこの状況に対する何か論理的解釈とか、そういうことをしたわけではありません。でも現在、あなた方は非常に素晴らしい、しかしなお試練多き時代にこの惑星地球で生きていることを理解してください。

また、このすべてにおいて、あなたはひとりではないことを知っていてください。惑星中にあなたと同じようにフィーリングを持ち、洞察を持つ仲間がいます。それから私たち天界の存在の大群がいて、その多くがかつて人間の姿で生きた者ですが、そうした存在はいまのような暗闇の時間であってもこの惑星に思いやりと愛を添えているのを理解していてください。

では、アイ・アム、主権の領域のアダマスです。

リンダ:ありがとう、アダマス。あなたの見解とサポートに感謝します。本当にどうもありがとう。

ー翻訳:mayumiさん