ジェフリー・ホップ著 | 2023年2月3日
アダマスは、3月22日の「ヘブンズ・クロス」が近づくにつれて、別の領域の活動が活発になっている、と言います。天使たちは最終的な準備を進めています。クリムゾン・サークルの天界のカウンターパート(片割れ)であるクリムゾン・カウンシルのメンバーは、私たちの惑星の意識とエネルギーを強い関心を持って監視しています。過去数年間にクロスオーバーしたシャーンブラは、別の領域と地球に残っているシャーンブラとのつながりにフォーカスしています。アダマス、トバイアス、クツミ、そして何千人ものアセンデッド・マスターたちは、このイベントの重要性を、それが今、私たちに特別な課題を提示していることを知っており、これまで以上に私たちと緊密にワークしています。
最近のキーハックのセッションの最後に、アダマスは「疑い」の問題を取り上げて、私たちは「疑い」を持つような贅沢はできないと言いつつも、それが今まさに私たちの人生における最大の課題のひとつになるであろう、と認める発言もしています。というのも、「疑い」が出てくるのは、私たちは何千年も前からアポカリプスの準備をしてきたからです。私たちの中には、今が本当にそうなのだろうかと疑ってしまう部分があります。過去には多くの‘ニンジン’や約束やフライング(スタート)があり、「約束された時」を主張する、人を惑わす多くのグルがいました。本当なのか、‘疑っても無理はありません’。期待を膨らませても、結局はしぼんでしまうだけだったからです。
私はアダマスと、ヘブンズ・クロスについて長々と、真剣に話し合いました。「アダマス閣下、あなたは歯に衣を着せませんね。そればかりか、これをアポカリプス(黙示録)と呼んでいる。聖書的な位置づけで。」
アセンデッド・マスターズ・クラブの会長を自任する彼は、こう答えました、「それで、何が言いたいんだ?」
「もし何も起きなかったら?」、私は何食わぬ顔で訊きました。その瞬間、背後で大きな雷鳴が聞こえたかと思うと、アダマスが天を揺るがすほどの大声で笑ったのです。私は続けました。「”面白い”と思ってくれるのは嬉しいけど、あなたが『シャウド』や『キーハック』や『ヘブンズ・クロスパート1、パート2』で言ったことによれば、‘来るべきものが来た’、ですよね。」
そのとき、言葉は聞こえなかったのですが、大きな「(そう)だよ!」っていうのを私は感じました。
(アセンデッド・マスターたちが、私たち人間の使うノリのいい表現を真似するのを聞くと、つい、引いてしまいます。)
「それで、レルムワーカーって何ですか」と私は尋ねました。アダマスは、1月28日のキーハックのセッションでこの話題を取り上げ、それについて記事を書くように、とまで言ってきたからです。
ここで、アダマスはもっと真剣な顔つきになりました。彼が話してくれたことを要約しましょう。
ヘブンズ・クロスは前例のない出来事です。別の領域では実はヘブンズ・クロスではなく、アポカリプスと呼んでいるのですが、アポカリプスという言葉には、聖書の黙示録の誤った解釈にもとづいた、非常に恐ろしい人間的な意味合いが含まれています。アダマスは集団不安を回避するためにヘブンズ(Heaven’sまたはHeavens)クロスという言葉を作り、様々な次元(ヘブンズ)が開いて交わるというビジュアルを創り出しました。それは、長い間予言されていた、地上の「クリストス意識」の時代です。この時期に地球で体現することを選択した、少数ながらも相当数の人間の適切なレベルの光と意識があるために、今、それが起きているのです。
アダマスは、これは「ユニコーン(想像上)」のイベントではなく、ニューエイジの夢物語でもないことを明らかにしました。それはメタフィジックス(超物理学)と量子力学に基づいていて、意識>エネルギー>光>重力>現実に関わっています。スピリチュアルな現象をはるかに超えるものなのです。彼は、根底にあるメタフィジックスを理解しなければ、多くの霊的教師や実践者はこのイベントの重要性を見逃してしまうだろうと警告しています。彼らはこれを健康、豊かさ、人間/恋愛関係、癒し、スピリットのコミュニケーションなどのためのツールとして売り込むでしょう。でも、そういうものではありません。
ヘブンズ・クロスが急速に近づいていることは25年以上前から知られていましたが、実際の日付がいつになるかは2022年後半になるまで分かりませんでした。2022年9月のマーリンイベントの時にサンジェルマンがヘブンズ・クロスを発表した時でさえ、2023年初頭になるとしか言えませんでした。3月22日という日付が発表されたのは、それから少なくとも1ヶ月後でした。
春分の日が3月20日で、ヘブンズ・クロスの2日前というのは興味深いことです。ヘブンズ・クロスの翌日、3月23日には、注目すべき占星術的な出来事があります。このイベントに関する情報がスピリチュアル・コミュニティに伝わると、星の配列の関係から、そのイベントは本当は3月23日なのだと主張する人たちが出てきました。アダマスは、それは3月22日であることをはっきりと表明し、占星術的な配列の結果ではなく、むしろ、その翌日に起こる配列を強化するものであることを明らかにしています。言い換えれば、ヘブンズ・クロスは意識の結果であって、占星術ではないのです。他のスピリチュアルな組織もこの騒ぎに便乗し、2023年の4月や5月の日付について話していますが、アダマスとクリムゾン・カウンシルは慎重に日にちを算出しましたから、3月22日という日付は信頼できます。
ヴェールが開くには、地球上に一定レベルの意識と光を保持した十分な数の人間がいなければなりません。これが一連のイベントの引き金となり、オープニングに至るのです。実際のオープニングは(3月22日に)ゆっくりと始まり、私たちの惑星が完全にバランスを崩してカオスに陥らないよう、非常に慎重に計算された速度で開き続けます。一部の人間が他の「ヘブン」にアクセスし始めると、このバランスを維持するために、別の領域にいる天使の存在たちの一大チームが必要となります。
この多次元的な試みにおいて非常に重要になるのは、現在地球上で肉体の中にいながら、ヘブンズ・クロスの準備のために別の領域で活動している人間たちです。アダマスによれば、彼ら(あなた方)の多くは、異世界でのワークを自覚していないかもしれません。彼らは普段、人間生活で脚光を浴びることなく、自己中心的な活動から遠く離れた場所で、比較的、目立たずに日常生活を送っています。彼ら(あなた方)の役割は、別の領域にアクセスする人々の安全を確保し、地球上のバランスを維持するために必要不可欠なのです。
アダマスはキーハックでこんな例えを挙げています。森や湖のある美しい地域に、新しいパークウェイ(公園道路)や大通りが建設されているところを想像してみてください。その道路は特殊なヘッドライトを装着した車しか通れず、装着していない車はその道路に気づくことすら、ありません。このパークウェイが開通すると、端から端まで天使の存在たちが立ち並び、多次元を旅するトラベラーを出迎え、安全な通行を保証してくれます。そのパークウェイは「エリジャン・フィールド」と呼ばれる場所につながっています。トラベラーはここで車から降り、約束の地の壮麗さを目の当たりにし、「私は天国(ヘブン)にいる」と叫ぶのです。そこは魂の、クリスタル・エネルギーの、グレースの地です。彼らは、内なるマスターの調和のとれた共鳴を感じながら、周囲の環境を吸い込み、吸収していきます。マスターとは、もちろん、彼らが地球上で過ごしたすべての生涯の叡智のことです。
ここが、「レルムワーカー」たちの出番です。ここを旅する人の多くは、ここから離れたくないと思うでしょう。そのエネルギーは彼らが地球上の人間として経験したことのないものです。密度や圧縮の感覚はありません。身体の痛みもありません。嫌な記憶もなく、あるのは叡智だけです。恐怖感や安全でない感じはありません。‘これ’はヘブンなのです。トラベラーはこのヘブンをさまよいながら、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった人間の五感を使うだけでなく、開き始めた高次元の知覚を使って観察し、体験することができます。
この「エリジャン・フィールド」へのパークウェイの構築に貢献した「レルムワーカー」たちはトラベラーに対し、いつでもここに来ることはできるが、地上の人間の生活に戻ることも重要であることを思い出させるためにそこにいます。トラベラーはこのヘブンを去ることを嫌がりますが、「レルムワーカー」は、彼らの目的は人間と天使の気づきの中でここに来て、その体験とエッセンスを地球に持ち帰ることであることを思い出させます。彼らは、「レルムワーカー」から、自分の人間の肉体が地球で死ぬためにここに来たのではなく、今まさに生きている人間の肉体に戻るために来たのだと注意喚起を受けます。その際、彼らは自分のエッセンスの経験と、新しい形の光とクリスタルのエネルギーを持ち帰るでしょう。「レルムワーカー」は、トラベラーが確実に乗り物に乗って地球に戻り、それとともに地球に存在したことのない光を持ち帰れるよう、手助けします。戻ってきたら、この光を人類に照らす以外、彼らには何もする必要はありません。それは、すでにここにある光と意識を増強してくれるでしょう。
「レルムワーカー」たちは、過去25年以上にわたってパークウェイの設計と構築を手伝い、その後、「エリジャン・フィールド」へ初期の旅をする人たちを迎えるために、天使たちと一緒にワークしてきました。彼らのほとんどは、「何か」が起きているという感覚以外に、自分たちの多次元的な活動に気づいていません。
「レルムワーカー」はヘブンズ・クロスを構築し、そして開くために不可欠な存在であった、とアダマスは言います。ヴェールの向こう側にいる非肉体の存在だけではできないことです。適切なバランスを保つために、霊的に成熟した人間の積極的な参加が必要なのです。結局のところ、ヘブンズ・クロスとは、人間であると同時に神性であるということだからです。賢明な人間がパークウェイを作り、トラベラーを迎えることは、アポカリプスの重要な要素です。トラベラーが「エリジャン・フィールド」にたどり着き、その後、肉体の中にいる人間として地上の生活に戻って初めてアポカリプスになるのです。
私はアダマスに、「レルムワーカー」について、以下のような質問をしました。
カウルダー:彼らは別の領域で行っているワークを、ヘブンズ・クロスのワークを知っているのですか?
アダマス:通常、夢を見ているとき以外は気づいていません。夢で見ている場合でも、彼らのマインドは別の領域でのワークを正しく解釈していません。目を覚ますと、大変な肉体労働の夢を見ていたか、無意味な作業に精を出していたか、しばしば何らかの障壁や壁を突き破ろうとする夢を見ていたのだと思っています。これは、彼らがヴェールの影響に接近して対処しているためで – 他のほとんどの人間よりも近いところで – それが、自分が「レルムワーカー」としてやっていることを忘れてしまう原因です。
カウルダー:彼らはこれを意識的に選んだのですか、もしそうなら、いつ?
アダマス:人間レベルというより、マスターレベルの決断です。この生涯に生まれる前に、今回の生涯でアポカリプスが起こることを想定して決定しています。聖なるリストに自分の名前を載せて、「ワークができるよう、いつ起こるか教えてください」と言ったのです。彼らの大半は、何事もなく子供時代を過ごし、最終的に奉仕のために呼ばれますが、彼らの情熱は別の領域でワークすることだったので、人間の人生では無名のまま、静かに過ごしました。重苦しく、ハードな人間生活を送ることで注意をそらされたくなかったからです。
カウルダー:彼らのワークの多くは、別の領域で行われています。彼らが人間として領域間を行き来する機会はありますか、それとも別の領域だけにフォーカスすることになっているのですか?
アダマス:彼らは言うなれば、パークウェイの構築を手助けし、ヘブンズ・クロスの前に最初にテストする人たちでもあります。彼らの多くは、3月22日より前に、意識的に領域を横断することになるでしょう。彼らの人間のセルフは、突然、第六のヘブンである「エリジャン・フィールド」でのワークに気づくようになります。
カウルダー:「レルムワーカー」とはどのような人たちですか?これが自分の人生の大部分を捧げるものであるかどうかを、どうやって知ることができますか?
アダマス:一般的に、彼らは人間の人生をひっそりと生きています。キャリア、家族、恋人、大きなプロジェクトなどに深く没頭することはありません。非常に知的で、周囲のあらゆることに気づいている傾向がありますが、人生に飛び込むことはありません。自分の身体を顧みない傾向があり、よく眠り、人間の人生の厳しさには驚くほど敏感です。本をよく読み、社会的な活動から遠ざかり、不安を抱える傾向があります。でも、結局はそんなことは彼らにとっては、どうでもよいことなのです。自分たちがやっているワークに対する内なるノウイングネスがあるからです。ヘブンズ・クロスの発表以来、彼らは自分たちの世界がぐるぐる回っているような、すべてが変わってしまうような感覚を覚えています。彼らは3月22日のオープニングの準備のために、3月初旬から「パークウェイ」を行き来することになります。人間の部分は、それが何なのかよくわからないまま、自分の人生において何か重要なことが完了したと感じるでしょう。自分の「時」が来たと感じ、去る準備を始めるかもしれません。しかし、私や他のアセンデッド・マスターたちは、これは彼らの人間のセルフにとっての始まりに過ぎないことを理解してもらうために、これまで以上に彼らと密接にワークしていくでしょう。
カウルダー:私は「レルムワーカー」ですか?(再び、雷鳴のような笑い声)
アダマス:冗談だろう!あなたのワークはずっと、この惑星上のものでした。トバイアス、クツミ、そして私のメッセージの伝達者です。あなたがヴェールを通り抜けて私たちのところに来るのではなく、私たちがヴェールを通り抜けてあなたのところに来るのです。あなたの人生は、あなたがそうであることを望んでいたとしても、「ひっそり」とは程遠いものです。あなたが「エリジャン・フィールド」への旅を始めるときには、「レルムワーカー」はあなたのそばにいるから、安心していてください。
カウルダー:彼らのワークはいつ終わるのですか?
アダマス:ほとんどの人にとっては、アポカリプスが始まってから4〜5ヶ月以内でしょう。そのころには道が開かれ、彼らは人間と、そして神性のセルフを意識できるようになります。地球上で神性の人間として自分の夢を生き、別の領域におけるワークが成功したことを知ることができます。彼らは他のほとんどの人間ができなかった形で、人間の人生を享受するでしょう。真の生きたマスターとなり、彼らのエネルギーフィールドに特別な名誉のバッジを持つことになります。彼らは「優美な(graceful)者たち」として知られるようになるでしょう。
私は、この生涯で「レルムワーカー」となられた方々に深く感謝し、この記事を終えます。私は明らかにその一人ではありませんが、あなたがワークをするためにすべてを捧げ、そしてそれでもこの惑星にとどまろうとすることを知っています。あなたがヘブンズ・クロスに貢献しているという自覚に恵まれ、楽に、そして優雅に領域を横断することができますように。
翻訳: mayumi